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中川多理展「老天使の肋骨 The Costa of the Ancient Angel」⑦人形歌集『舟もしくは骨』

人形歌集の第三弾 『人形歌集 舟もしくは骨』が刊行されました!

2024年5月の中川多理展「白堊――廃廟苑於」から生まれた川野芽生さんの歌、その展示で発表された作品を多数掲載。


今回はなんとオールカラーです!(このお値段でいいの?という据え置き価格でした)開催中の「老天使の肋骨 The Costa of the Ancient Angel」展覧会場にて先行販売しています。

奇しくも船をテーマにした今個展に、舟合わせのタイトル・歌があがってきて、そのシンクロ率に驚きました(特に打ち合わせていません)

今回(今回も、ですが)好きな歌が多くて…全てをピックアップするとこれから読む方に申し訳ないので、ほんの数点だけ紹介します。

この前後の一連の流れすべて好きなのですが、画像と相まって凄く素敵なページ。


「高丘親王」や「癩王のテラス」といった物語をモチーフにした人形たちを
物語を踏まえてさらに詠んだ歌という、高度なことが行われています。


「ヘリオガバルス」を詠んだこの歌も舟に帰結していてゾクっとしました。


表紙を飾った「コトリ#3」2024年制作

『舟もしくは骨』のタイトルから、過去に舟モチーフで制作した「水琴窟」を表紙画像に…という案が出ていたのですが、本が組み上がっていくと「5月の個展【白堊――廃廟苑於】の画像でまとめた方が良いのでは?」と、「コトリ#3」が抜擢されました。統一感があってぴったりだと思います。

制作陣による豪華サイン本です。

これは私の力で錬成したゴージャスバージョンですが、川野・中川ダブルサイン本は展覧会場で入手可能です。ぜひ御来場ください。

中川多理展「老天使の肋骨 The Costa of the Ancient Angel」
11/29-12/3まで5日間開催中!御予約はこちら。

12/9(追記)
オンラインショップでの販売も開始しました!


⑧につづく。


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