経過報告①:まんだらけオークション転売について
【まんだらけオークション転売について】
まんだらけに中川多理の作品を違反出品したオークション出品者に関してですが、先日裁判を行い、作品を回収いたしました。まんだらけへの違反転売者には引き続き法的措置を進めています。
まんだらけについてですが、オークションカタログやwebに、破損された作品や、発表時とは異なる酷い状態の作品写真を掲載し、中川多理の作品とは認められない作品に対して、間違いだらけの情報や勝手な文言をつけて販売を行っていることは、明確な著作権侵害にあたると裁判所の見解を得ています。以上の旨を申し伝え、今後二度と作品の買取と転売を行わない事を要請しましたが
「中川様の作品に対し中川様が譲渡されましたときとは異なる改変が加えられている場合、著作権法上の同一性保持権が侵害されましたものと解します。
なお、同一性保持権を侵害いたしましたのは弊社ではなく、また、同一性保持権の侵害がある作品と知り得ずに取得しております弊社におきましては、著作権の侵害行為はないとも考えております。」
との返答でした。なので、今後、著作権侵害にあたる転売行為を発見した場合、引き続き法的措置を行なっていきますが、対象は転売者個人になっていきます。
「知らないで買い取ったのだから弊社に非は無い、買取を申し出て来た客に著作権侵害の非がある」と述べているまんだらけオークションにも問題があると認識しています。この様な姿勢のリサイクル業者に作品の持ち込み・譲渡は行わないでください。
どうぞよろしくお願いいたします。
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また、こちらが返却を求めた『水琴窟』に関しては、破損された状態で既にまんだらけによって転売済みであることも判明しました。
既に転売済みの『水琴窟』に関しては、作家の代表作でもあり重要な位置付けの作品でもあります。まんだらけ転売時の状態で、ボディの破損とゴムがおかしな繋ぎ方をされており、また付属パーツがいくつも欠損している状態であったことが確認されています。作品の行き先が不明になること、また不本意な状態で作品が流通することは避けていきたいです。もし現在『水琴窟』を所蔵している方がいらっしゃったら、作家かギャラリーに御一報頂ければ幸いです。
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