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まんだらけオークション転売について

【御注意】

次回まんだらけオークションの出品物は悪質転売者によるものです。転売をしないでくださいというお願いを納得してご購入いただいている方の転売です。連絡して注意喚起をしましたら、契約していないのだから問題はないと宣言してきています。御入札されない様にお願いします。

信頼の置けないリサイクル業者からの購入品について、こちらで購入されてもメンテナンスや作品の保証など一切いたしません。悪質転売者については現在法的措置を進めております。

現在、メルカリで高額転売しながら新規作品を購入しようとし、ギャラリー・作家に対して誹謗中傷行為を行なっていた悪質転売者(今回のまんだらけオークションにも出している)に対しては、法的措置を進めています。

もう1人のもふゆか(Twitter:@HanaShica24、instagram:@moftomolina)さんは、作家・ギャラリーが何度も「作品を手放す際にはご連絡ください」と通知しているのを確認・把握していながら「お金が欲しくてやった」「複数回まんだらけに持ち込んだ」とのことでこちらも対応を進めています。

創作人形は歴史が浅く美術としての市場が成熟していないこともあって、ヤフオクやメルカリ、まんだらけなどのリサイクル業者にプロダクツ/商品として転売されてきました。先日天野可淡さんの作品ですらヤフオクに出品されていましたが、人形業界ではなんとなくの慣例になってしまっていて、残念であると同時に改善していく必要を感じます。

絵画などの美術作品と違って、人形は触れることができるという特性上、買った側が手を入れる・元の形状と異なる形にしてしまう・破損、劣化したりする可能性が大いにあるということがありますが、美術作品では許されない行為です(絵画の画面に手を加える、画面を傷つけるなどという事はあり得ないことです)。
ヤフオクやメルカリなどの個人の不要品売買、まんだらけ等のリサイクル業者に出品されると、人形は裏表くまなく「中古品ですが傷の状態などはこうですよ」と、酷い状態の画像を晒され、時には付属していた衣装や飾りなどが無くなっていたり、破損の酷い状態で出されていたり、言語道断ですがカスタムされて原型を留めていない状態で出品されることもあります。
まんだらけに至っては、「このような価値の作品です」としたり顔で解説を入れ、その解説が間違っていたり、作家名が間違っていることもあって信頼に足る業者ではありません。中古品・不要品として出品していながら、価格は「美術作品なので〜」と高額落札を期待する転売者の言い分には辟易しています。


美術作品がその価値を認められているのは、きちんとアートマーケットに則ってその中で売買されているからです。
個人の転売屋、リサイクル中古業者がアートディーラーまがいのことをして利鞘を稼ぐのを放置している状態はどうかと思っています。

どうしても「あの時のあの子が欲しい」という例もありますが、出来れば現役で活動して制作も続けている作家の作品は、中古の転売屋から購入せずに正規のルートで購入して頂きたいです。それが作家への応援にもなります。

作品の価値を大切に守っていくためにどうかよろしくお願いします。
その上で、やむなく作品を手放される際にはギャラリーに一度御相談ください。

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触れて、時々動かした時に表情を変えて、語りかけてくれる様な人形を作りたいと思ってきました。動かない固定のポーズ人形や絵画、彫刻には無い、球体関節人形にしか無い魅力に魅せられて。
お迎えした方がお着替えをしてくれて、また違った表情を見せてくれる、その写真を送ってくださったりするのはとても嬉しいです。
どこまで触れていいか、手放す時にはどうしたらいいか、前例や規約が無いため、その扱いはお客様の良識に頼っている状態です。

作家も様々なスタンスの人がいるので、カスタムドール(※着替えたりパーツを交換したりメイクを変えたり自分好みにカスタマイズできる市販量産品を指します)の様にウィッグを替えて遊んでもいいですよ、という人もいます。
玩具的要素の強いカスタムドールから派生した関節人形と、一点物の作品として制作された創作人形と、その垣根を曖昧にしているのはお客様だけでなく作家の側の問題でもあると思います。

いつも仕上げの最後の一瞬まで悩み、その人形の最適の姿を求めて足したり引いたり試行錯誤と決断をして、作品の形を整えて送り出しています。

お着替えをして違う雰囲気を楽しんだり、ポーズを変えてみたり、常識の範囲内でのお人形遊びはぜひ楽しんで頂きたいと思っていますが
最低限、作家が発表時に提示した姿を最後まで保って頂きたいと願っています。

#創作人形 #転売 #まんだらけ #裁判 #doll

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