コンサルタントが嫌い
ローストビーフ用にヴォストフのナイフを買おうかマジで悩んでおります。
カッコいい…
こんにちは😃コッシーです。
さて、僕はコンサルタントにあまり良い印象を頂いていません。
もちろん、世の中には素晴らしいコンサルタントもたくさんいることは分かっています。
しかし、僕が今まで出会ってきたコンサルタントはいずれも首を傾げる方たちばかりでした。
新卒で入社した会社では、既に経営コンサルタントと契約を結んでおり、月に2回ほど社長と会食をして帰っていくような人でした。
そんなコンサルタントが会社にもたらしてくれた事と言えば、社長の思いをカッコいい言葉にしてホームページ上で掲載した事だけでした。
たしかに経営理念などを可視化するのは大切な事ですが、実際の現場の問題点などを改善しようともせず、それで月ウン十万も貰えるのだから、コンサルタントってボロい商売だなーって思っていました。
また7年程前、今の会社で介護専門のコンサルタントに依頼をした事もありました。
僕自身は必要ないだろうと思っていましたが、なんでも社長の友人のご紹介ということで、短期間ではありましたが、社長も半分お付き合いの気持ちで依頼をされていました。
ただ介護専門のコンサルタントを実際に受けるのは初めてだったので、関心は非常に高くいろいろと勉強をさせていただくつもりでしたが、実際は多くの介護経営セミナーなどで言ってるような事や書籍に書いてあるような言葉を並べるばかりでした。
具体的に現場がどう行動するかは、そちらで考えてやってくださいというスタンスで、結局コンサルタントの悪印象は拭えないどころか益々深くなりました。
正直なところ、そこらのコンサルタントに依頼するよりも僕の方が何倍も有効的なアドバイスが出来ると思います。
しかも現場と経営陣の両方の側面を長年経験してきましたので、かなり実践的で効果的な戦略を立案できると思います。なんかやれる気がしてきたぞ。どうです?誰か依頼してみません?今なら格安で受けますよ。
でもコンサルタントの方々も仕事でやっている以上、決して適当にアドバイスをされてるわけではないと思います。真剣にお客様の会社を良くしようと思って意見をくださってると思います(そう信じたい)。
ただそこに責任が伴っていないと思います。
もちろん、いい加減なアドバイスをしてお客様の会社が窮地に立たされたとしたら、自身の信用問題に発展するため適当な事は言わないと思います。
しかし本当にお客様の会社が潰れてしまったとしても、自身の会社は顧問先が一つ減るくらいで同じように潰れてしまうわけではありません。
コンサルタントとはそういう契約なんですよ、と言われてしまえばそれまでですが、僕はコンサルタントのそういう部分に良い印象をいただいていないと思います。(くどいようですが、全てのコンサルタントそうだとは思っていませんよ)
実は、介護職にもコンサル的な要素があります。
ご利用者本人やご家族の多くは介護や医療の分野にあまり精通されていません。
特に初めて介護サービスを受けられる方などは、何をすべきかさっぱり分からず、「どうしたら良いですか?」と聞かれる事も少なくありません。
そんな時僕ら介護職の発言というのはご利用者たちに大きな影響を与えます。
無責任な事は絶対に言えませんし、責任を持てないからと選択肢を提示した上で最終的にはご利用者ご家族の責任で選択してもらうケースが多いと思います。
それは決して間違っていませんし、それを非難する気持ちは全くありません。むしろ責任も取れないのに、「こうするべき」と断言してしまう方が無責任であり、ご利用者たちの意思に任せるのは逆に責任ある行動とも言えます。
昨日、フォローさせていただいているねずみさんがこのような記事を書かれていました。
詳細は記事を読んでいただきたいのですが、ねずみさんは悩んだ末、90歳のご利用者とそのご家族に白内障の手術を勧めたとのことです。
90歳という年齢を考えると、リスクを負わずに手術をしないという選択もあったと思いますし、その選択をしても責められることは無いでしょう。
しかしねずみさんはご利用者のこれからの生活や息子さんの想いなど全て考慮し悩んだ末、手術を提案しご本人に承諾してもらうよう息子さんへ依頼されています。
これは本当にすごい事だと思いました。なかなか出来る事ではないと思います。当たり障りのない発言ではなく、責任を伴う発言でこれこそが真のコンサルタントだと、真の介護職なんだと思います。めちゃくちゃ尊敬しています。うちで採用したいくらいです。
僕ら介護職の言葉というのはご利用者やご家族にとって本当に重く受け止められる場合があり、ついその重圧から責任の伴う発言を避けたり、家族にその責任を全て背負ってもらう事があります。
でも、ねずみさんのように本当にそのご利用者にとって何が良いのかを真剣に悩んで出た答えならば、それを伝えるべきだと思いました。
その事を再認識させてもらえるとても良い記事だと思います。
ねずみさん、本当にありがとうございました。
もし良かったらうちで働きませんか?(笑)
現場からは以上です。それではまた。
コッシー
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