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寝つきが悪い

こんにちは😃コッシーと申します。

愛知県で介護事業を運営している会社の介護事業部の統括責任者をしております。

さて、先日こちらの記事で株主総会を開催したとお伝えさせていただきましたが、その時に出席された監査役で公認会計士の先生がいらっしゃいます。

その方はB取締役とは違って非常に優秀な方で名古屋でも有名な会計事務所で代表をされています。

多忙にも関わらず、定期的に勉強会やセミナーも開催されており、本当に毎日忙しくされています。

僕も会計上で分からない事などがあるとよく相談に乗ってもらっておりますが、忙しい中きちんとお返事をくださるので本当に尊敬しています。

B取締役(BAKA)と違って優秀なのでY先生(YUSHU)とします。


取締役会が開催された日、Y先生と昼食をご一緒させていただきました。

近況などを雑談する中で、やはり話題はコロナのことに。

ここ数か月Y先生のところには、コロナ関連の助成金や給付金、融資制度などに関する問い合わせが殺到しているとのことでした。

しかも既存のお客さんではなく、全く取引の無かったところからも結構連絡がくるらしいです。

Y先生は自分が対応できる時には対応しているらしいんですが、そうすると逆に向こうから「え?対応してくれるんですか?」と驚かれるそうです。

今、全国の会計士や税理士の方々にはそういった相談が本当に多いみたいで、やはりその全てに対応する事は難しいらしいです。

そのため内容も聞かず「うちでは取り扱いしていません」と門前払いするところも少なくないみたいで、対応されるY先生が逆に珍しいみたいです。

Y先生もさすがに全ての相談に乗るわけではなく、とりあえず制度が受けれるかどうかの最初のトリアージをするみたいです。

連絡をくる人の中には、明らかに制度を受けることが出来ない方もいるみたいで、そういう方にはっきりと「残念だけど対象にはならないと思う」と言ってあげるそうです。

そして逆に制度を受けることが出来る可能性がある方には、「制度を受けれる可能性はあります」と告げ、そして「ここからは有料になるけどどうする?」と言うそうです。

だいたいの人が制度を受けれそうという事が分かると「また考えて連絡します」と言われ、実際にお願いする方はごく稀ということみたいです。

つまりこの時点でY先生はほとんどの方に無償で相談乗っているという事になります。


Y先生ほど忙しい方がなぜそのような事をするのか、もしかしたら素晴らしい戦略があるのかもしれないと思い聞いてみると、Y先生は笑いながらこう言いました。

「だって困ってる人を見捨てちゃうと寝つきが悪いよね(笑)」

か、かっこいい…‼

のちのち顧客になるとか、事務所の名前を売るとか、そんな打算的な答えが返ってくるのかと思いきや、まさかの『寝つきが悪い』です。

こんなハンサムな答え他にあります?僕は思いつきません。

ちなみに僕は毎日死んだように寝ています。くそう、利用者の事を考えて寝つきが悪くなりたい。


Y先生は本当に何の計算もなく無償で相談に乗っているんだと思います。

だからこそ先生の事務所は名古屋でも有数の事務所だし、顧客が殺到するのだとそう気づかせてくれました。

この「困ってる人を見捨てちゃうと寝つきが悪い」は僕の中で2020年一番言いたいセリフNo1になりました。

いつか言える日を目指して、日々精進いたします。


現場からは以上です。それではまた。

コッシー

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