介護のオンライン化についてもう少し考えてみた

こんにちは😃コッシーと申します。

愛知県で介護事業を運営している会社の介護事業部の統括責任者をしております。

さて、以前に【リモートで介護は変わるのか?】という記事を書かせていただきました。

コロナの影響でオンライン化が急速に進む世の中において介護業界でリモートワークは可能なのかという記事を書かせていただきました。

基本的には現状のようなオフラインでの業務は変わらないけど、何かしらオンラインを組み込んでいけたらいいよねっという結論にいたりました。

おそらく多くの介護事業者が僕と同じような考え持っていると思います。だからこそ今一度介護におけるオンラインの可能性をもう少し考えて、仮に実現できたのなら他との差別化が図れると思いますので、脳みそをフル回転させたいと思います。

【内部要因だけでなく外部要因も考える】

さて、以前に書いた記事で考えた事は、介護は結局人が人に対して行うのでオンラインは難しいという、事業所側の立場で考えていました。

しかし介護は事業所側だけで行うことではなく、当たり前ですがご利用者がいてこその成り立つ事業になりますので、ご利用者側に立ってオンラインについて考えてみました。

ご利用者自身がオンラインを利用して何かを行うという事は考えにくいですが、オンラインの普及が進むとご利用者を取り巻く環境はどうなるのでしょうか。

【リモートワークの普及により生まれるニーズ】

例えば、ご家族が仕事に行く必要があるため今までデイサービスを利用していたとして、今回のオンライン化により家族の仕事がリモートワークになった場合、理論的にはご利用者の介助を自宅でご家族が出来るという事になります。もちろん専門的な介護や医療的措置などが必要なご利用者がおられるので、全ての利用者に当てはまるわけではありませんが、そのような可能性も少なからず出てきます。

仮にご家族がご利用者を介助する機会が増えるとして、そういった場合には、おそらくリモートによる介護相談などのニーズが増えるのかもしれません。また、実際介助を行う際に指示等を欲しい機会があるかもしれません。

現在の介護サービスで『定期巡回・臨時対応型訪問介護看護』というサービスがあります。詳しくはググっていただけると幸いですが、簡単に説明すると、好きな時に訪問看護や訪問介護のサービスを受ける事ができ、さらに24時間電話対応可能なサービスとなります。

今後はこの『定期巡回・臨時対応型訪問介護看護』サービスをもっとオンラインに特化させたカタチでの新たな介護サービスの枠組みが増えるのかもしれません。

来年の介護報酬の改定時にオンラインに関する何らかの報酬が生まれると思います。

その内容を待つのではなく、今から準備をすることで、他との差別化が図れるのではないかと考えていますので、今後も定期的に自分の考えを共有していけたらと思います。

現場からは以上です。それではまた。

コッシー


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