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浮遊感

このごろ、生きている心地がしない。

なんだかふわふわしてしまうのだ。地に足がついておらず、ただず〜っとそこらじゅうをふわふわと漂っているきがする。


ただ、作品を制作している時だけはじぶんがしっかりと地に足をつけて、意志を持って動いている感覚がある。この色をここに置いて、筆の動かし方は、角度は、顔料の濃さは、すべてじぶんのあたまで瞬時に考えている。

絵を描くという行為はすごい。単調に見える筆の動きも、何十何百何千と続ければ世界を作ってしまう。


ふわふわと漂うわたしを留めるために、絵を描くわたしがいる。もっと地に足をつけていたい。わたしがわたしであるために。もっと。


きょうはなんだか言葉がうまく思い浮かばない。


そういう日もある。おやすみなさい。

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