日記 ボイトレ
ここ数日晴れない気分が続いていた。働きたくないしボイトレもやめちゃおうかなと思いながらレッスンに向かった。先生と一緒に発声練習をしていたら、やめたいどころかむしろレッスン回数を増やしたいと思った。今まで出したことないでっかい声が出たからだ。うるさいほどの良い声が喉から自然に鳴るのがすごくおもしろくて、許されるならいつまでも鳴らしていたかった。飲み込みが早い、良い声出ましたね!と先生に褒められてヘヘッとにまにま笑った。
帰ってきたらもうスッキリして、レッスンを増やすためなら全然働く時間増やしたりますという心持ちになった。爽やかな風が吹いていた。この気持ちがずっと維持できればいいんだけどなぁ。しかし数時間後には忘れ無気力な自分に戻るんだ。
自分がいつもうだつが上がらないのは、つまらない仕事してるせいというより、こういうめちゃくちゃ楽しい気晴らしが日常に不足してるからなんじゃないかと思えてきた。これほどの爽やかな快感を日々得られれば、お金を稼ぐことにもある程度耐えられるのでは?今日感じた気持ちがずっと続いたらメンタル最強になりそう。まあ世の中そんな甘くないけど。楽しい記憶はすぐ忘れる。
とはいえボイトレがなぜ異常に楽しいのか、気になるので要素を分解してみた。
ボイトレが楽しい理由
歌が好きだから
習う前と後で良い変化を実感できるから
デカい声を出すと気持ちがいいから
先生と相性がいいから
上達したら褒めてもらえるから
マンツーマンで人目を気にしなくていいから
深い呼吸が体にいいから
声を出しているとき余計な雑念が一切湧かないから
レッスン1回60分という長さがちょうどいいから
練習をサボっていてもレッスンに行けば声が良くなるから(一時的にだけど)
上達しなきゃという意識を持ってないから
料金が妥当だから
つまり良い気晴らしとはこういうことかもしれない。
それをするのが好きである
上達を実感しやすい
相性のいい人に技術を教えてもらえる
フィードバックをもらえる
声を出す(体を使う)
疲れすぎない
努力しなくてもそれなりにできる
高みを目指していない
費用がかかりすぎない
やっぱり習い事がいいんじゃないか。習い事いっぱいしたい。習い事のために生きる人生も悪くないんじゃない。
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