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何の為に家を建てるのか、何を大切にしたいのか

現在は、3LDKのアパート住まいのA様。
玄関は日中でも薄暗く、家族に背を向けることになるキッチンは料理中A様をイライラさせます。

A様:キッチンが壁向きなので家族に対して背を向けることになり、キッチンを使う時は子供たちの様子が見えず、すごく不便です。
また、間取り上キッチンの周りに子供よけをつけることができず、子供が火元に来て危ないこともあります。
後は、やはりアパートなので子供たちが騒ぐと騒音がとても気になります。
住環境のせいで、必要以上に子供を怒ってしまったりして、このアパートは子供たちには、狭いし窮屈だろうなと感じています。

引越し前のお宅へインタビューに行き、暮らしで困っていることを尋ねると、多くのお客様があげられるのが「暗い、寒い、カビ、結露」です。

もちろんA様も例外ではありません。
やんちゃ盛りの息子さんは、カーテンにぐるぐるくるまって遊ぶのが楽しくて仕方ありません。
しかし、窓の結露で服はびしょびしょに。
せっかく着替えたのにお出かけ前にまた着替え!ということもよくあるそうです。
そして、そんな元気な子どもたちの遊び場は駐車場です。
車によく注意しながら三輪車で遊びます。
本来は駐車場で遊ぶことは禁止されているのですが、他に遊べるところがない為、大家さんから特別注意されることはないそうです。
しかし、それでもやはり、大家さんが通ると気を使います。
子どもは、のびのび遊ぶことができず、A様は周りに気を使う、そんな日々を送っているそうです。

そんなA様が子育ての家を知ったきっかけは、YouTubeでたまたま見かけた動画だったそうです。
動画を見て共感するところがたくさんあったものの、その時は、この動画の発信源が、工務店だとは思っても居なかったそうです。
しかし、よくよく調べてみると、動画の発信源は工務店。
2、3年前からなんとなく家を建てようかと動き出してはいたものの、住宅展示場に行ったことをきっかけに、熱心に行われる営業に少し気持ちが引き気味でした。

しかし、YouTubeでたまたま見かけた動画をきっかけに、A様の家づくりがまた動き始めます。

A様:実家が田舎という事もあり、私が小さい頃は、近所のおじちゃん、おばちゃん、お爺ちゃん、お婆ちゃん、みんなに育ててもらいました。
なので、この子たちもそうやって近所の人達と関わりながら育てたいという思いがありました。
だからこそ、敷地一杯に建物が立ち並び、壁と壁が向かい合う、ぎゅうぎゅうに詰まった印象を受ける団地は嫌だと考えていました。
その点、子育ての家は敷地一杯に建物を建てるのではなく、周囲にゆとりをもち、外部とも関わりを持ちやすい家づくりになっていて、すごく共感できました。

そんなA様は、洗車が好きだそうで、「新居の庭で子どもたちと一緒に洗車するのが楽しみ」と話して下さいました。
「庭にレモンの木を植えて、育てたレモンを料理に使ったりするのもいいですよね」と新居での生活に夢が膨らんでらっしゃるようでした。
そして、整理整頓や掃除が苦手で、あまり好きではないとおっしゃるA様に「新居では、整理整頓できそうですか?」と尋ねると「出来ます!出来ます!」とウキウキとした感じで即答して下さいました。

インタビューに伺った時には、とても楽しそうに新生活について話して下さったA様ですが、土地選択の際には、一度みんなで決めた土地を、価値観の違う人からの情報を耳にした周りの人から反対されたこともあったと言います。
その時には「このまま、この話は無くなってしまうのではないか」と真剣に思ったことがあったそうです。

それでも、自分たちは何を大切にして土地を選んだのか?便利さよりも、ご近所さんとの関わりを持ちながら、そんな環境で子供たちを育てたいという原点を、社長からのメールで振り返ることができたため、周りの価値観の違う人の意見に流されず、その問題を乗り越えることができたとおっしゃっていました。

これまでに、お話を聞かせて頂いたお客様方も皆さんそうですが、「何の為に、家を建てるのか。何を大切にしたいのか」という目的が家づくり診断を通して明確になっています。
だからこそ逆境に立たされた時も、諦めずに踏ん張ることができ、また周りの反対された方々にも結果、理解してもらうことができるのだと思います。

A様の話を聞いて、一番大切な目的を見失うことなく、最後まで自分が信じるものを信じ通した人が、暮らしを変えることができ、自らが望む暮らしを手に入れることが出来るのだと改めて感じました。

 

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