見出し画像

同居による妻の鬱を何とかしたかった

昨年は今までで、最も素敵な半年を過ごす事ができました。
私も妻も引っ越しが多く、生活環境を変える事がしょっちゅうでしたが、引っ越してからこんなに清々しい時間を過ごしたのは初めてです。
まだ半年ですが、夏はデッキで生ビールをいただき、冬は温かい床暖房に助けられ、クリスマスには本物のもみの木を飾りつけ、こんなに楽しくていいのだろうかとなんだか信じられない思いです。


子供は大自然の中でのびのびと走り回らせてやりたい

突然話は変わりますが、私と妻は長崎出身ですが、仕事も結婚も東京でした。
いわゆる「就職氷河期」で何かしら専門職をと考えていた私は、コンピュータに関する技術を身に着けたいと思いSEの道を選びました。
SEと言えば仕事の8割は東京という状況でしたので、私は特に迷いもなく東京での生活をスタートしました。
向こうでの生活は残業に継ぐ残業、満員電車での通勤、高額な家賃、レジャーに足を向けると避けては通れぬ人ゴミと、なかなか人間らしいとは呼べない生活でした。

子供を授かって

若い頃はそれでも楽しんでいましたが、特に子供を授かってからは、こういった生活に疑問を覚え始めました。
自分だけならまだしも、子供にこういう生活をさせていていいのか?
職業のお陰で子供の顔はなかなか見ることができず、遊びに行くにも押しつぶされないように注意を払いながら人だらけの電車に乗り込む…。
「子供は大自然の中でのびのびと走り回らせてやりたい。」
そんな気持ちが日に日に大きくなってきた私は、東京での生活に見切りをつけ、地元の長崎で新しい生活をスタートさせることにしました。

同居開始

長崎の住居についてはお互いに話し合い、100%納得とは行きませんでしたが、とりあえず私の実家に同居し、新居についてはそれから考えるという形で決定しました。
今考えるとこれが私の最大の選択ミスでしたが・・・。
子供は大変のびのびと育ってくれました。
近くの幼稚園にも入り、友達もたくさんできて、家族は増え、休みの日には田んぼの真ん中を駆け回っていました。

妻の病気

しかし妻の方に問題が生じました。
同居が原因で「鬱」を発症してしまったのです。
最初は塞ぎこむことが多い程度の症状でしたが、私や子供にあたることもありカウンセリングが必要なまでになってしまいました。
要因はたくさんありました。
生活習慣や価値観の違いはもちろんですが、私が100%妻の味方になれなかったことが最大の要因だと思います。
実家が本家で、かつ私が長男であることもあり、家を建てる土地選びでも意見の相違がかなりありました。
その他にも、実家自体が築60年とかなり古いことや、夏はカビが容易に発生し、冬は芯から冷える部屋であること、居住空間も近いためテレビや会話の音も漏れて聞こえてしまうことなど、数え切れないほどでした。
鬱に加えて、アレルギー性の鼻炎や蓄膿症なども発生し、とても健康とは言えない状況でした。
家選びについても、幾つものハウスメーカーと話したり、モデルハウスも見学に行きましたが、これといった決め手が無い状況のままでした。

子育ての家との出会い

そんな時に妻が発見してきたのが、「子育ての家」のホームページでした。
白状すると、私自身は最初から子育ての家に強く惹かれたわけではありませんでした。
他のハウスメーカーでは、例えば延床面積の広さを売りにしていたり、〇〇キャンペーンで〇〇万円引き等の営業をしていたり、奇抜なデザインを組んでみたりと、一見魅力的なサービスがありました。
子育ての家では予算を聞いてみても「建てる人によります」
壁や床も「統一の仕様です」
なんだか(施主の)好きにさせてくれないなーというのが第一印象でした。
そんな私に妻は、子育ての家の紹介DVDや小川さんの書籍を勧めてくれたのです。
今考えると、そこには妻の「子育ての家ならこの生活を何とかしてくれる」という期待もあったように思います。
そこで私は小川さんの家造りに対する思いと情熱を知ることになります。

子育ての家の家づくり

世間一般的に行われている合法的シックハウス造りの現状、「子育て優先=親が犠牲になれ」ということでは無いこと、その家族に応じた暮らし方カウンセリングと家の設計…。
どれをとっても、それまでのハウスメーカーが提案してくる内容と違う!
「好きにさせてくれない」のではなく「その家族に合ったプランの提案」!
それまでは私の中では家造りに対して、「自分VSハウスメーカー」というイメージがありました。
会社は利益を出すのが優先ですから、当然客である私達から少しでも多くお金を取ることが大切です。
私達が不動産や家造りに対する知識を身に着けておかないと、知らない所でぼったくられていても不思議ではない。
価格交渉をしっかりやって損をしないように。
建設が始まってからも、仕様通りの材料を使っているかチェックして…。
子育ての家に正式に家造りをお願いしてから、こんな考え方をしていた自分が滑稽にすら感じられるようになりました。
まさに目からウロコが落ちた思いです。

信念優先

家の予算だけでなく、その出どころや返済計画、そのために準備するべき手続きまでお手伝いしてもらえる。
基本的な仕様は崩さず、家のレイアウトや設備仕様など、細かな点は要望対応してくれる。
お金がかかるところは正直に「いくらかかります」としっかり取られる(笑)森化などの一種チャレンジングな部分には小川さんが自腹を切ってまでやってくれる…。
「儲け優先」ではなく「信念優先」!!
「家造りってこんなに楽しかったのか!」というのが小川の家に依頼してから感じた最も強い思いです。
小川さんは
「ウチにお願いされた方は、他の家が全く羨ましくないとおっしゃる方が多い」
と言われていましたが、それは小川さんとお客さんが納得いくまで話されて、小川さんを全面的に信頼されたからこそ出る当然の結果だと思います。
少なくとも私達はそうです。

妻の変化

妻は鬱を抱えながらも、小川さんと共に家造りを頑張っていましたが、家の話をしている時は必ず機嫌が良かったので私も長崎の事務所にお邪魔するのが楽しみでしょうがありませんでした。
建設中、私は昼休みに職場を抜け出して覗きに来るぐらい楽しみでした。
家が完成してからは妻の症状も完璧ではありませんが回復に向かっています。

子育ての家は私が見つけたんだから

もう、本当に子育ての家で家を建てて良かった!
今では、小川さんと子育ての家の皆様、そして私がハウスメーカー選びで悩んでいる時に子育ての家を見つけてきて押し切ってくれた妻に本当に感謝しています。
妻は今でも、「子育ての家は私が見つけたんだから!」と自慢気に語ります(笑)
本当にありがとうございました。
今後の、Facebookやブログでの子育ての家の進化のご報告も大変楽しみにしております。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?