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主人への置き手紙からはじまった我が家の家づくり

子育ての家での暮らしも、あっという間に1か月たちました。
思い返せば 私たちの「家づくり」の始まりは…。
私の主人への置き手紙からでした。


置き手紙

ちょうど実家に子供3人を連れて遊びに行く前の日に、PCで中古物件を探していた私の目に飛び込んできた「子育ての家」のバナー広告。
普段、バナー広告はクリックしないけれど、長崎の工務店ということもあり、何気なくクリック。
HPを隅々まで読み、共感するところがたくさんで興奮して眠れず、主人にいつもは使わないきちんとした便せんでその思いを綴りました。

「子供たちは今すごく全身で遊んだり歌ったりしたい時期なのに、
毎日静かにしなさい。足音たてないで。大きな声で歌わないで。
と叱ってばかり。
子供たちの元気で素直なところを私がつぶしているのではないか。
この子達と密に過ごせるのもあと10年くらい。
私はこんなことを子供たちと話したいわけじゃない。
叱りたいわけじゃないのに。
私たちが親にしてもらっているように、この子たちが大きくなって、それぞれの家族とともに帰って来られる場所をつくってあげたい。」

帰宅した主人はテーブルの上に手紙を見つけ、実家にいる私に電話をかけてきました。
「自分も同じ気持ちだよ。とにかく、家づくり診断を受けてみよう。」と。

家づくり診断

我が家は公務員でもなければ、裕福でも大きな会社で働いているわけでもありません。
なので、中古でも建売でもなく「最初から設計して新築を建てる」なんて夢のまた夢の話。
ローンなど何もわからない素人の私たちには不安材料がたくさんでした。
でも、主人は一生懸命20年務めて子供3人と私を支えてくれています。
「子育ての家」ならどうにかして私たちを導いてくれるのではないかと、家づくり診断の結果をドキドキしながら待ちました。
そのOKメールが来てからは、もう本当に夫婦の話し合いが毎日夜中まで続きました。

ミーティング

言い合いではなく未来を思い描き、前に進もうとするための、ワクワクして眠れないミーティングという感じです。
絶対に無理だと諦めていた自分たちの家が建てられるんですもの。
それとともに我が家がしたことは、結婚9年間で増えたモノたちの整理整頓でした。

物に対する考え方

とにかく前の県営住宅は収納がたくさんあって、モノがたくさん入ってしまう環境でした。
でも、必要のないものすべて「捨てる」ということが決断しにくく、決定したのが、
「売れそうにないものは捨てる。売れるものは売る!売れ残ったものは、大手リサイクルショップにいってすべて引き取ってもらい家に持ち込まない!」でした。
家族へは「売りたいものを子供部屋に集めてね。売れたら売上金を渡すからね。」とお触れをだしました。
そうすると、子供たちも次から次におもちゃや使っていない文具品を出してきます。
見る見るうちに子供部屋はモノであふれかえりました。
こんなにモノにあふれて生活していたなんて…愕然としました。

突っ張り棒と結露

モノの分別中に驚いたのは100均のつっぱり棒の数と結露対策のさまざまなグッズの数の多さです!
どれだけつっぱり棒で布を張ってモノを隠していたのか…。
どれだけ湿気と結露に悩まされていたのか…。
フリマは計2回参加しました。1つは家族で参加し、1つはお友達と。
フリマの準備と同時に、毎回ごみの日には主人と子供たちで近所の人が驚くほど大量のゴミを捨てていました。
この作業で家族みんなモノに対する考え方が変わったような気がします。
子供たちも前まで口うるさく「自分の机をきちんと片づけなさい!」と言っていたのに、今では私が言わなくてもきれいに使っています。

引っ越しと葛藤

この家に住むまでにいろんな葛藤があり、さまざまなことがありました。
慣れ親しんだ土地と離れ、転園、転校、習い事も変わる…最初に子供たちに伝えたときは泣いていました。
でも、そのあと主人と一緒に「どうして家を建てたいのか」をしっかり子供たちに伝え、新しい家でどんなことをしたいか、たくさん話しました。
「お友達とも別れるんじゃないよ、新しい土地に行って新しいお友達が増えるだけだよ。」
「僕はブランコを作りたいな。」
「お花を植えたい!」
「バーベキューしたい!」
診断メールを送り、計画書をいただいた次の日に、運命的な土地と出会い、すぐに土地を決め、地鎮祭、上棟式、そして引き渡し。
あっという間の10か月でした。
そして、私たち家族のこれからの生活が劇的に変わった10か月でした。

我が家の家づくり

最近の我が家は、家族みんな帰ってきてからすぐ靴下ポイ!
子供たちは晴れたらとにかくおやつも読書もデッキで。
果物を食べたら種をとりあえず、庭に植える。
1歳の末娘は庭中穴掘りに夢中。
「我が家の家づくり」ははじまったばかりです。
お互いの実家で親たちがこの日のために育ててくれた樹木を植えたり、畑をしたり
植物や花を植えたり、家族で楽しんで「家づくり」をしようと思っています。
春には20本のチューリップが庭先に咲きます。
子供たちが植えたので色もバラバラですが、すごく楽しみです。

振り返って

レポを書きながら思ったのですが「子育ての家」と出会い、“変わりたい・変えたい”と願い、初めて小川さんに送った「家づくり診断希望」の長い長いメール。
これは、その時のいろんな気持ちをまとめたものなので、いま読み返してみるとすごく新鮮で、あの時主人と決断してよかったなと、懐かしく読み返したりしています。
後々までこのメールを保存しておきたいなと思っています。
最後になりましたが、子育ての家のみなさま、この家を建てていただいた沢山の施工の方々、ありがとうございました。

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