ジモティーで入居募集。契約書の捺印が印鑑証明書と相違で連絡するも音信不通。家賃滞納。


 令和6年5月10日
 ジモティーで募集している賃貸物件に問い合わせがあった。


初めまして〇〇と申します。
掲載されている物件について、まだ申し込み可能でしょうか
初期費用いくらですか


 ジモティーで賃貸募集した事のある人はご存知だろうが、問い合わせがあっても3件に1件しかメッセージは続かない。
 既読無視、未読無視は頻繁にある。

 さらに、メッセージのやり取りが続いて内見の予定を確定しても当日来ない事は良くある事。
 事前に「行けなくなりました。」とメッセージがあれば良い方で、現地で待っていても来ない。
 メッセージを送っても返信はなく、「あぁ、またか。」と物件の掃除をして帰るしかない。

 因みに電話番号を交換したところで出てくれなければ意味はなく、LINEも同じ。

 今回も、内見の予定を組んだがいつもの様に掃除道具を車に積んで物件へ向かった。

 家を出る前に「こんにちは。本日は15時にお待ちしております。宜しくお願い致します。」とメッセージを送る。

 返信があれば、期待できる。

 「はい、わかりました」

 今回は返信があった。現地には来てくれそうだ。

 「こんにちはー!」
 待ち合わせは物件近くの公民館にしていた。が、時間になっても来ないので物件に行ってみると人が居た。

 メッセージのやり取りの中で住所が知りたいと言われたが、Googleナビで住所が出ないのでピンを立てて物件の場所を伝えていた。
 現地集合では迷うかと思いGoogleナビで検索出来る公民館集合にしていたが、現地で待ってくれていた。

 一通り部屋の案内をして、家の前の敷地に砂利を入れたり隅を畑にしたりしても良いかと問われたのでどうぞ。と答える。

 「申し込みしたいです、保証会社はどこ?」

 おお。保証会社を気にするとはグレーなのか?と勘繰りながら、4◯◯です。と答え、用意していた審査申込書を渡す。
 ジモティーのやり取りの中で台湾人だと申告があったので、外国籍用の書類を渡した。

 「会社で申し込みしたい、大丈夫?」
 「大丈夫ですよ。代表者様はどなたですか?」

 内見には男性2人、女性1人、中学生1人の5人が来ていた。

「私、社長です」

 法人用申し込み用紙に記載してもらい、連帯保証人はどうしますか?と尋ねたら私、やる。と返答があったので用紙を渡す。

 「では保証会社から確認のお電話があるかと思いますので、ご対応の程宜しくお願い致します。」
 「いつから住めますか?」
 「保証会社の審査に通過して、必要書類と初期費用のお支払いが完了したらになります。1〜2週間後くらいです。」
 「わかりました。6月1日から住みたいです。お願いします」

 物件の鍵を閉めて、コンビニに向かい申込書をFAXする。5月11日の16時ごろだった。

 5月12日
 保証会社から代表者様の免許証だけでなく本籍と外国名が分かる書類が欲しいと言われ、在留カードの写真を追加でFAXした。

 5月14日。
 保証会社より審査通過の知らせがあった。

 「お世話になります。保証会社の審査の承認通知が届きました。ご対応頂きありがとうございました。今後の流れですが、お会いして書類の説明をしたいのですがご都合のほど如何でしょうか?

・会社謄本の写し(発行3ヶ月以内) 
・会社印鑑証明書(発行3ヶ月以内)
・家賃引き落としの法人名義の通帳
・銀行届印
・〇〇様パスポート
・同居人様の住民票(発行3ヶ月以内)

契約には上記の物が必要となります。」

「5月17日大丈夫ですか。パスポート必要ですか。パスポート更新中で再発行時間かかりますので。」

「契約にはパスポートが必要です」

「わかりました」

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