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【作家日記】ずっと、そばに置きたいモノ

新しい作品を
日々考えて形にして
お客様に見ていただく。

お客様に見ていただく一つの手段として
Instagramがある。

今、私は自分が今後どのような作品を手掛けていきたいか
模索しているフェーズにもあるので
とにかく色んな作品を考えては作り、Instagramに投稿している。

あくまで今のフォロワーの方々が
どんな趣味嗜好かで反応は異なってくるとは思いますが…

あ、この作品は
何度投稿しても、反応が良い、と感じる作品が有難いことにいくつか(本当、2,3個やけど)あるが

肌感覚的に
これまでお披露目していなかった作品を投稿した時の方が
反応がよい時の方が多い気がする。

それは
Instagramというプラットフォームが
スピーディーに
自分好みの様々な写真や情報をゲットできるという性格をもつから

そのスピーディさ=新しいことにしか反応しない

日頃からInstagramやSNSに触れている人にとって
脳がそんな風に反応しているのかもしれないなーって(恐ろしい)

純粋に
本当に有難いことに
私を応援してくださって
作品を好きだと見守ってくださる方も中にはいらっしゃり…
そういった方には当てはまらないのですが。

作り手の我々からしたら
今はSNSは非常に大切な営業ツールでもあるがゆえに
その特性を理解して
振り回されすぎないことも大切だなあと感じています。

また、冒頭でも記載した
何度か投稿しても必ず反応が良い作品について考えた時に下記要因があるのではないか、と。
自分なりに考えてみました…

・作品に季節性があり、使うシーンが容易にイメージし易い
・馴染みのあるモチーフで、実物を絶妙なバランスでオマージュしている(モチーフが何なのかわかり易い)

…こんだけしか思いつかなかった(笑)
また思いついたら追記したいと思います。

要は(纏めるほど無いですが)
ユーザー目線かどうか、ってところが大事なんちゃうかな、と。
"わかり易い・イメージし易い"=どうやって日常で使えるのか考えられる=実用性がある…みたいな。

これまでの仕事でも
販売、営業…まぁ言わば接客業中心だったのですが
散々お客様がイメージし易いように商品をPRするみたいなことには気をつけていたのですが
それって作家をやっていくにあたっても
大事なことなんやなぁ、ってめちゃくちゃ思います。

購買意欲って大きく分けると2つあるのかしら。

1つ目は、
ただ、この人が好きで、この人の作品だから買うんだ!という推し活的なもの

2つ目は、実用性。

1つ目の域に達したらほんまに最高に楽しく
自由に制作できるんやろなーって
憧れますけど

2つ目は、カリスマじゃなくとも目指せるところよね。(知恵と工夫が必要)

そして2つ目って、普遍的に愛されるものになり易いのかもしれないです。(人の気持ちなんて移ろい易いからね、1つ目にあぐらかきすぎても駄目なんちゃう)

2つ目に関して
それを実現してるなーって感心しているのが
フィンランドの建築家アアルトやデザイナーのカイ・フランク等…
数々の名作と言われる作品を世に残し
そして現在でもそれらは愛され続けている。
何で何やろ?と気になって色々読み進めていると
ユーザー目線のものづくりを徹底しているところ、そして私たち人間に馴染み深い自然をモチーフにしているところが共通していると感じた。

使う人のことを考えた設計・デザイン

馴染みやすいモチーフは

ずっと、そばにおいて置いておきたいモノなのでは。

謂わば飽きのこないって…
≒ 実用的ってことかしら。

何だか作家とかアーティストとか聞くと
私的にすごく雲の上の存在…というか
奇抜だったり、普通の人じゃ考えつかないことを思いついちゃうとか
そんなイメージだったのですが
別に必ずしもそうならなくてよくて…
というか私がそんな風に踠いても無駄だな、って気づいたのと
だったらもう、凡人として
どうやったらずっとそばに置いておきたいモノを作れるか
1人のユーザーとしての視点を持ちながら
作品を設計していきたいと…

今のところ、そんな感じで考えてます!笑

やー、でもほんまに先人達は凄いわ
これからも沢山勉強させて頂くとしよう。

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