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深く遠く続いていく長距離走〜コツコツdiary〜

なんでそうなるんだろう。

昨日友人に言われた言葉が忘れられない。
友人と言ってもただの友人ではない。
幼なじみで大親友と呼ばれる類の友人だ。

「昔のお前の方が好きだったよ」

これが久々に会った友人に言われた言葉である。

友人と僕の関係を少し振り返ってみる。
親同士の仲も良いことから幼い頃から行動を共にしてきた。
自分でいうのもアレだが、お互い学校では優秀な生徒で、勉強もスポーツも学校で1位、2位を争う存在で周りからは「スーパーコンビ」的な見られ方をしていた。

そんな目立つ存在にも関わらず、休み時間は2人で図書室に行き、好きな本を読み、お互いに紹介しあうのが僕たちの楽しみであった。

そんな僕たちの関係は永遠に続くと信じてやまなかった。

この関係性がずっと続くと信じているからこそ、お互いの学びを深めるため僕は関東、友人は関西と別々の大学に進学した。受験も難なく突破したことも僕たちにとっては普通だった。しかし、この大学進学が大きな転機となった。

お互い勉強を頑張ったが、僕はある先生との出会いで、勉強へ熱量が加速した。対して友人も勉強は頑張っていたが、周りとの関係も大切にし、「今しかできないことを!」と大学生活をエンジョイすることも同時進行。勉強への取り組みは高校時代と変わらずという感じだった。

年末久々に会うことになり、近況報告を行った。
今まで、誰に話してもわからない内容を友人に話すと

「それ面白い!もっと聞かせて」
「え〜それ俺もわかるかも!」

と盛り上がっていた。
今回も友人に会うのが楽しみで、お互いどんな成長をしているのか気になって仕方なかった。

僕は大学進学から溜め込んだ知識を友人にぶつけた。こんな話をわかってくれるのは友人しかいない!どんな話が展開されるのかワクワクして前のめりに話し続けた。

話終えて、さぁ友人のターンだというばかりに友人に問いかけた。
しかし、友人の顔が暗い。
友人はこっちを見て一言

「昔のお前の方が好きだったよ」

僕の頭の中は混乱した。
なぜか深めていった僕がそう言われてしまった。
僕はそっくりそのままこの言葉を返したかった。

この物語はフィクションです。


昨日はトモノリさんとのラジオが公開されました。今回は野球をやる上で多くの方が気になる部分をトモノリさんに話を伺いました。いい内容になったかと思いますので、是非ご覧ください。

毎日野球のことを考える頭が止まりません。今回も野球について考えていきたいと思います。

考え続けることの壁

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