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鬱とプリン…そしてラベンダー

今日は、部長から差し入れアイスを頂きました。暑い日でもこんなサプライズに身も心も震えるくらいの喜びダンス!でもそんな時に内線電話…慌てて頬張り頭からがキーン…。そんな風に思える日が来ると…そうあの時は、思えなかった…。

きっと今朝のラベンダーの香りが過去のあの日々のことを思い出させてくれたのだと…。決して楽しい思い出ではないけど、間違いなく今の自分を構成している時間の確実な一部分。

そう鬱と診断された時間…。

鬱と診断されながらも何とか仕事を継続していたお昼時間…自然と足は海岸へ、ぼーっと波の音を聞きながら小さな小さなおにぎりと、甘いプリン。そして、ラベンダーの精油を染み込ませたハンカチ…。

波の音の優しさ、白いしぶき、そして食べやすいようにと心のこもった妻の小さな小さなおにぎり、そしてプリン。

鬱になる以前も一日一プリンというくらい食べていた自分…食べないと何かとんでもなく悪いことをしてしまったかのような感覚になった。決してプリンは悪くないのに…。

今はあの時期の自分を思い出して、その時の気持ちを冷静に考えることができるようになった。もちろん、当時のことを知る人達のレッテルは中々剥がれず、未だ当時のことを持ち出されることは…。でも本人としては、その時期を経たからこその自分でもあると今は思えて、嫌味や差別も軽く受け流せるようになっている。

だからこそ 今自分に出来る事がみにしみてわかり、行動につながっているのだと

少しホッとする自分がいる

あの時、見捨てず支え続けてくれた奥さん、家族、友人、同僚、そして一年前に亡くなった上司…。ラベンダーの香りがその時の自分を、皆の心を、そして感謝の気持ちをいつまでも見守ってくれている気がします。

ラベンダーの花言葉は、『沈黙』 英語の花言葉は、『献身的な愛』だそうです。そっと寄り添い、いつまでも優しく見守ってくれる。そんなラベンダーを愛でながら、笑顔で手を振り、姉弟手を繋いで登校する姿をラベンダーと一緒に見送って、朝食後にプリンを。

感謝の日々は続く



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