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『難波潟 みじかき葦のふしの間もあはでこの世を過ぐしてよとや』

「難波潟に生えている葦の、その短い節と節の間のように短い間も、あなたに逢わずにこの世を過ごせと言うのでしょうか。」

少しの間もあなたに会えないなんて我慢できない!

という心の叫び声が伝わってきます。

百人一首第19番 伊勢の一首ですが、なんて情熱的なんだろう。

一時も離れたくない!あなたのその存在だけで自分は、生きていけると感じるほどの恋歌。

今ほどに人と人が簡単には連絡ができない時代…。歌に乗せて届け想い!

沢山の言葉を書くことができる現代よりも、少し前に短いメールしか送れなかった時代の方が相手を想い考えていたかもしれませんね。

言葉を、出会いを、その一瞬一瞬を大切に!


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読書屋かつぽん
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