隠している感情
最近動悸が気になる。ふとした時に呼吸が浅かったり、胸に空気をしっかり入れられない感覚だったり、ドクンとなる感覚があったり。締め付けられるような痛みはないのだけれど、意識して深呼吸が必要な事が頻繁にある。
気になっていたので、ドクターに診てもらった。症状を伝えて、脈とか測って、特に異常は見られない。そして、ふとドクターから
”Do you have an axiety?"
と聞かれた瞬間、泣きそうになった。優しい彼女の言葉。
自分の中に抱えている不安、心配事、懸念事項。
「泣きそうになる自分がいた」「泣かないように我慢している自分がいた」
その時点で、私はAxietyを抱えているのだ、そうだったのか、と思えた。
(念の為、レントゲンとか心電図とか取ることにはなった。)
私は大丈夫。我慢するしかない。頑張るしかない。仕方がない。
きっと、ずっと自分にそう言い聞かせてきているんだ。
誰かに伝えて解決できる事じゃないから「我慢するしかない」
コロナで一層その気持ちを強く持たなくちゃ、と、この2年間、無意識に意識しているんだという気がした。
続くコロナの影響。幸いにも仕事への影響はなく、家計に経済的なダメージは無い。だから「私(達)は大丈夫」と思っていた。世間でいう「不安」は無いと思っていた。あるいはそう思い込むようにしていたのかもしれない。
ずっと隠している、あるいは平静を装っている自分の感情が、今、身体に出てきてるのかもしれない。
日本が、
日本の家族が私は恋しい。
やっぱり私は日本人なのだ。
子供を含め、家族の拠点はここ。日本ではない。不平、不満を言ったって、何も変わらない。そう思いながらも、不満を抱く自分が嫌になる。
だから、どうしようも無い事なのだ、と、ずっとその気持ちを抱え隠している。
コロナの影響で、またいつ帰れるかが分からない、不透明なこの状況。
あくまでもこれは私の状況なのだけど、でもこんな風に、自分の中に隠している感情を持っている人は、世の中にきっとたくさんいるだろう。
今日ドクターが私にふと声をかけてくれたような、「何か不安な事ある?」って言葉かけ。コロナで疲弊した私たちの心を元気にするには、こんな寄り添いの言葉が一番の特効薬かもしんないね。
余裕があったら、身近な人にそんな風に声かけてみよう。きっと救われる人はいるはず。今日の私みたいに。
そして、
泣きたい時は泣こう。
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