キムタクとベッキーとボク
昨日の朝方、就寝前に『マチネの終わりに』をベッドの中で読んでいた………
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なんだか身体がぽかぽか温かい。目を開けてみるが、辺りは白くモヤがかっていて何も見えない。微かに硫黄の臭いがしていることから察するに、たぶんボクは温泉に入っているようだ。冷たい風が吹き抜けた。モヤが少しはれ、前方に人影のようなものが二つ見えた。キムタクとベッキーだった。
近頃の騒ぎのストレスを癒しにでも来ているのだろうか…。以前2人には仕事で会った事があったので、挨拶ぐらいはしておこうかとも思ったが、やはりここは気づかないフリをしてそっと温泉から出ようとした。
キムタク:「ちょ、待てよ!」
ボク:「あっ、安心してください。誰にもいいませんので…」
キムタク:「そうじゃなくて『マチネの終わりに』最後まで読んだ?」
ボク:「えっ?? よっ、読みましたけど…」
キムタク:「蒔野と武知君とのエピソード、ぐっとこなかった? 自分が薪野だったら、これからも一緒に前を向いて頑張って行こうぜ! って言ってただろうな…。あと最近『アランフェス協奏曲』練習してるから今度聞いてよ」
ベッキー:「私は、薪野さんと洋子さんがお互いに色々あったけど、五年ぶりに再会できたことにジーンときた♥ きっとこれからの二人にはポジティブな未来が待ってる! カワチさんはどうだった?」
ボク:「え〜っと、ボクは、三谷(早苗)の成りすましメールのくだりが一番残ってますかね。いけない事だとは知りながらもやってしまうという生々しい人間像が印象的でした。あとは、……………………………………………………
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iPhoneのアラームが鳴って、目が覚めた。
寝る前に読んでた『マチネの終わりに』と、ここ連日報道されてた芸能ニュースの影響をもろに受けた夢でした。マチネの内容と微妙にリンクしたキャスティングが面白かったので書き留めてみました。
さあ4月の展示に向けて制作やんないと。
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