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青梅市「小澤酒造」で酒蔵見学

日本酒「澤乃井」で、有名な小澤酒造さん。
以前から気になってましたが、日本酒の仕込みの時期が12~3月と知りまして(寒造りというそうです)、慌てて行ってきました。

JR青梅線って、青梅駅を過ぎると急に山の中になるんですね…。
最寄りの沢井駅は無人駅でした。
とは言え、駅から徒歩5分と立地はすごく良いです。

江戸時代に創業とのことで、門や蔵がかっこいい

酒蔵の中に入ると、発酵のいい匂いが。
「焼く前のパン生地みたいな匂いだな」と思いました。
(米の発酵を小麦粉で例えるのは、どうかと思いますが)

いくつか酒蔵見学をしましたが、仕込みの時期は雰囲気が全然違いますね。
職人さんが出入りしていて、活気がある感じです。
これまでは、しんとした暗くて寒い蔵の中で、酒作りの説明を聞いただけですが、お米を圧縮する機械から酒粕を剥がす作業が見学できました。

圧縮機の中は、ビニールカーテンのようなものが何枚も垂れ下がっていて、アコーディオンカーテンみたいです。
そのカーテンがA4ノート2冊分ぐらいのサイズに四角く区切られて、タイル貼りのようになっています。
そこに張り付いた酒粕を手作業で剥がしていて、「だから酒粕って、四角いブロックみたいな形なのか」と納得。

酒作りに使われる井戸も見学できます

見学後は残念ながら試飲はできませんが、そこはご安心を。
敷地内に飲食店があります。
予約制の料亭や、軽食とお酒が楽しめるオープンガーデンもありますが、今回は豆腐料理の「豆らく」さんにしました。

利き酒セット 700円

最初に利き酒セットから。
左端は1月に出たばかりの新酒です。
店員さんから「左から順番に飲んでください」と説明がありました。

ひと口飲んで、思わず「美味ーい」と声が出ます。
私は真ん中の特別純米が、一番好みかも。
サッパリだけど味しっかり、ってお味です。

とろ湯葉だしかけ膳 1550円

運ばれてきた食事は、真ん中のどんぶりがメインです。
とろとろの湯葉の下には、ご飯があります。
そのまま食べた後、右上の出汁のお茶漬けで〆。
左上の小鉢の、塩が軽くかかっただけのおぼろ豆腐が、マジで美味かったです…。

旬のちょい飲み 200円

利き酒セットだけでは足りなかったので、新酒を追加注文。
枡の中にたっぷりこぼれたお酒を期待したら、舐めるぐらいしかこぼれてなくてガッカリ。(舐めてませんよ)
上品なお店では、こぼれるぐらいに入れてくれないものなんでしょうか?

とは言え、味は大満足!
次は料亭の方も行ってみたいです。

窓際の席に案内してもらえました

食後はほろ酔いで、ご近所を散歩しました。
時期的に梅は終わりかけでしたが、季節ごとに違う景色が見られそうです。
絶対にまた来たい!と思える場所でした。

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