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起業時におカネを借りたいけど、こんな時どーなる?自己破産/消費者金融/クレジットブラック


はじめに


今回のテーマは、創業融資を受けたいと思う人が、もし、おカネの問題を抱えている場合つまり『信用情報』にキズがある場合にどのような取り扱いになるか?というものです。

最初にお伝えしますが、決してプラスにはならないということを覚えておいてください。ただ、おカネの問題と一口にいっても、金額や性質がことなるので、ケースに応じた対応が必要になります。また信用情報にキズが付くパターンとして、下記の3つが代表例です。

①自己破産
②消費者金融
③クレジットブラック
(ショッピング/キャッシング)

各ケースに分けて取扱いを解説します。

自己破産

自己破産については、かなり厳しいと考えてください。もし私が仕事を依頼されたら断ります。この点『だいぶ前のことだけど』や『法的整理を行っている』といった経緯があって申し込みしたケースもありますが、やはり厳しい取り扱いになりました。

この場合は、自分自身では創業融資を受けられない可能性が高いので、自己資金を貯める必要があります。また共同経営を行うことで、相方が融資を受けるなどの方法があります。この場合、結果として名義貸しなるような方法は避けてください。

消費者金融

消費者金融やフリーローンといった、利息の高い借入を行っている場合、その金額が多額であれば創業融資では不利に働くのので、可能であれば返済しておくのがベターです。

なぜ、このような取り扱いになるかというと、適用される利率に差があるため『低い利率に借り換え』を行う意図があると、金融機関に判断されてしまうからです。消費者金融などの利率の高い借りが通常50万円~100万円以上になるとアウトになります。

『借り換えることなんてしない』ということを真剣に伝えるのであれば、言葉ではなく、消費者金融を返済するというアクションで誠意を見せる必要があります。

クレジットブラック

クレジットカードの利用状況については下記が考えられますが、結論としてはクレジットカードについてはとにかく期限に遅れていないことが何よりも重要!

①クレジットブラック
②ショッピング(リボ含む)
③キャッシング

クレジットカード関係の特徴は『金額が少額』であることです。この点を踏まえる①クレジットブラックは『プチ破産』そして、③キャッシングを『プチ消費者金融』と捉えて下さい。
そう考えると、やはり①クレジットブラックは避けるべきです。すでに①クレジットブラックになっているという方は、1年くらいは遅れず支払いを行うといった対策が必要になるので気を付けてください。

とにかく支払は遅れないということが重要!

さいごに


『言わなければ大丈夫?』と思っている人がいますが、信用情報は金融機関に筒抜けになっています。なぜなら、金融機関は融資の申し込みを行った人の信用情報を入する権限を持っているからです。つまり創業融資の面談を行う段階で、すでに金融機関は「信用情報」を入手しているので、金融機関をだますということはできないと考えてください。

また、信用情報が分からないという方は、CIC情報を入手して今一度、ご自身の信用情報を確認しましょう!

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