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オフラインの「カラオケまねきねこ」店舗と、オンラインを融合させたエンタメ創出にチャレンジする

全国約640店舗を展開する「カラオケまねきねこ」を提供する、株式会社コシダカホールディングス。現在は、中期経営ビジョンのEIP(Entertainment Infrastructure Plan)「エンタメをインフラに」を達成するため、自身がバーチャルキャラクターになりレコーディングができるサービス「ONEREC VK」をはじめとする、オンラインコンテンツを絡めたエンタメ創出に挑戦しています。

今回は、そのようなチャレンジの中心となるべく、2023年11月にDX推進室へジョインした水野にインタビュー。
ゲーム会社でオンラインコンテンツの制作、事業戦略に多数関わってきた水野だからこそ感じるコシダカの強みや、「カラオケまねきねこ」というオフラインのアセットを活かした、これまでにない事業開発にチャレンジする魅力について聞いてみました。

水野 真志(みずの・しんじ)
株式会社コシダカホールディングス・DX推進室

2012年4月より大手スマホゲーム会社にて、複数ゲームタイトルのプロダクトマネージャー、フィットネスサービスの立ち上げを経験。2016年にコンソールゲームを多く手がけるゲーム会社に移り、新規事業部のマネージャーに就任。大手広告代理店との資本提携による合弁会社を立ち上げ、社長室副室長、事業開発部長へ。2022年に、2012年より務めたスマホゲーム会社の関連会社に移り、ゲームタイトルのマーケティングマネージャー、電子マンガ事業の立ち上げ、グループ全体の事業戦略などを幅広く担当。
2023年11月から株式会社コシダカホールディングスにジョインし、DX推進室にて新規事業開発や、部署内の業務全般を牽引する。


店舗ファシリティを活かした事業開発に期待感

ーー水野さんは、いくつかの大手ゲーム会社で経験を積まれてきましたが、そこにはどのような意図があったのでしょうか?もともとゲームがお好きなのですか。

ゲームはもちろん好きなのですが、アニメやゲームなどのエンタメは、日本の企業がグローバルでトップに立てる数少ない領域だと思っているんです。そこに関わり続けたい想いで、キャリアを積み重ねてきました。

また、私はゲームコンテンツそのものの制作より、事業の立ち上げや会社の経営に参画していた期間の方が長いんです。その経験のおかげで新規事業開発の面白さに気づき、コシダカの新規事業開発へと繋がっていったのだと思います。

ーー過去の経験が今に繋がっているのですね。弊社にジョインしたきっかけも教えてください。

転職サービス経由で声をかけてもらいました。
もともと、弊社の事業ドメインに魅力を感じていたのですが、話をする中でポテンシャルの高さを再認識し、関心が高まっていったのです。

弊社はEIP(Entertainment Infrastructure Plan)「エンタメをインフラに」という中期目標を掲げています。つまりカラオケ事業を成長させながら、「カラオケ」という枠組みに縛られないエンタメを幅広く提供していく意識がある。お客様に様々な体験をしていただこうという姿勢に可能性を感じたのです。

そして、「カラオケまねきねこ」が約640店舗も展開していること、上場企業、大企業としての資金や組織力などのアセットが豊富なことから、事業の垂直立ち上げにおいて大きなアドバンテージを持っていると思いました。

ーー水野さんにとって、新たなチャレンジができる期待感もあったのでしょうか?

もちろんです。これまではスマホゲームや電子マンガなどのオンラインコンテンツに注力してきたのですが、弊社には「カラオケまねきねこ」を中心とするオフラインの店舗ファシリティがあります。
そこを絡めたエンタメ事業の推進はしたことがありませんし、そんな経験ができる会社は、ここ以外にありませんよね。

新しいチャレンジができる期待感は非常に大きく、意気込みをそのまま「コシダカで実現できる新規事業企画」という内容で提案書にまとめて、DX推進室を率いる腰髙理志室長との面談でお見せしました。

ーー自主的に企画をご提案されたんですね。

アセットを活かした実験店舗やアプリ開発のアイデアを7〜8個ほど用意し、スライドにまとめたんです。室長から事前に課題として出されていたわけではないのですが、私なりの考えを示したことで、事業に関してより深い話ができたような気がします。

オフラインとオンラインの融合で、新体験を生み出す

ーー現在の業務内容を教えてください。

カラオケの顧客体験の追求のみならず、オフラインのアセットである「カラオケまねきねこ」の店舗数と、オンラインのアセットである、約1,000万人の会員がいる「カラオケまねきねこ」のアプリなどを掛け合わせた「新しいエンタメ体験の提供」がミッションです。

いわゆる、このOMO(Online Merges with Offline:オンラインとオフラインの融合)を実現するため、個別の企画に関わりながらDX推進室全体も広く見て動いています。

ーーOMO実現のため、具体的にどのようなことをしているのでしょうか?

"カラオケにとどまらない様々なエンタメを提供する場”であるPER(Private Entertainment Room)の拡充に関連した企画立案やプロジェクト進行、開発協力会社さんとの話し合いなどを実施しています。

たとえば、お客様が「カラオケまねきねこ」に来店されない間も会員アプリを開いて楽しめるような体験を作ったり、アプリを軸に新たなサービスを展開する方法を模索しています。実際、複数の企画をいま仕込んでいる最中で、まだ詳細はお話しできないのですが、ぜひ楽しみに待っていただけると嬉しいです。

弊社は「カラオケ」に絡んだ企画だけに限定しているわけではありません。全国約640店舗それぞれに個室の空間があり、音響設備もWi-Fiも整っています。このすばらしいファシリティを活かして、お客様に楽しんでもらえることなら何でもやりたいと考えています。オフラインの店舗とオンラインを融合させたエンタメ創出に挑戦していきますので、期待してくださいね。

チーム一丸で、大規模な事業開発に関われる

ーー弊社にジョインして約3カ月が経ちましたが、これまでの会社との違いはありますか?

ひとつの事業ドメインに携わる人の多さは圧倒的だと思います。社内、社外含めて様々なステークホルダーが関わり合っていますし、この規模の会社で事業開発ができるやりがいは非常に大きいです。

合わせて、弊社が積み上げてきた歴史、「カラオケまねきねこ」が強力な事業資産であることを強く感じます。

ーーさきほど話されていた、店舗数やアプリ会員数もまさに事業資産のひとつですよね。

そうですね。オンラインとオフラインの両方でお客様と接点を持ちながら、様々なファシリティを活用して新規事業を考えられます。これまでの会社ではオンラインコンテンツのみを経験してきた自分だからこそ、オフラインの強みを持つ弊社には大きな可能性を感じます。

ーー社内の雰囲気はいかがですか?

団結して物事を進める「チーム感」が強いと思います。

これまでの会社ではゲームのタイトルごとに組織が分かれ、まるで様々な部署が独立して存在しているような感覚もありました。

弊社では渋谷のワンフロアに社員が集まっているので、コミュニケーションもとりやすく、他部署のメンバーや経営層との距離感も近いんです。
専務取締役とは隔週の会議で話せますし、悩んだ時は役員である室長にもその都度相談できます。ジョインしたての人でも業務を把握し、進めやすい環境だと思います。

カラオケという枠に囚われず、「エンタメ会社」として新たなサービス体験を作りたい

ーー水野さんの今後の展望を教えてください。

もちろん新たなエンタメを世の中に届けて、新しいサービス体験を創出したいです。

先ほども少し話しましたが、弊社はカラオケの会社ではなくエンタメの会社です。これまでカラオケに注力していたところから視野を広げれば、新たなエンタメ創出の可能性が無限に広がります。

現在も、まねきねこ全店舗でお客様のスマホやタブレット端末とルーム内の機器をミラーリングすることで、大迫力の音響と大画面で好きな映像や音楽、ゲームを楽しむことができるサービスを展開しています。ルーム内のWi-Fiを利用すれば、WEB会議も個室で快適に行えますよね。

まねきねこの空間は、カラオケだけでなく、映画館やコンサート会場、ゲーム会場、ワーキングスペースにもなるのです。本当に何でもできますよね。

この無限の可能性に向かって試行錯誤を繰り返し、新規事業を立ち上げていきたいです。

ーー新規事業を考える中で大変なことはありますか?

「自宅でもできるじゃん」「別の場所でもできるよね?」という問いを繰り返しながら、「カラオケまねきねこ」でしかできないこと、そこでやるからもっと楽しめるようなアイデアを突き詰める作業は大変ですが、やりがいも感じます。

ひとつ言えるのは、「カラオケまねきねこ」は「みんなで集まって楽しむ」体験が気軽にできる場所。この点を意識して、自宅などでは体験できないワクワクを生み出したいです。

ーー現在弊社では、水野さんと同じように新規事業開発に関わる方を募集していますよね。興味を持っている方に向けて、メッセージをお願いします。

新規事業開発は、やり方をその都度変え、模索しながらゴールに近づいていく。道を切り拓きながら、変化に柔軟に対応していくやりがいがあります。そこに興味持ってくださる方と一緒に仕事ができたら嬉しいですね。

そして、新規事業開発のアイデアを出すということは、その事業の責任者になることを意味します。魅力あるアセットを活用しながら新規事業を牽引できる求人はなかなかないので、応募しようか迷っている方はぜひ、カジュアル面談などを活用してみてほしいです。

「カラオケ」という枠に囚われず攻めの姿勢を貫く弊社で、ぜひ一緒に新たなエンタメ創出に挑みましょう。

取材協力:CASTER BIZ recruiting
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