令和時代の教育とか割とどうでもいいという話
教育のあり方について、野依さんが以下のインタビューに答えている。
細かい部分で意見が異なるけど、わかる部分もあったりなかったり。ちょうど今日、facebookでこんな議論をガシガシやって盛り上がったんだよね笑
いまの日本の教育システム(特に初等中等教育)っていろいろ残念で、日本が再び這い上がれる気がまったくしない。これはもう社会の一員になってしまった自分を見ても思う。
結局、大学受験が諸悪の根源なんだと思う。国語算数理科社会の成績だけで評価されてしまう。人間の能力ってそんなことだけじゃないよね?
だから、大学なんて行かなくてもいいという価値観が広がればいいんだと思う。いまや大企業に入ったってずっと高い給料をもらい続けられるわけではないし、もっと儲かる、もっと面白い生き方はたくさんある。誰もが自分の得意なことを見つけて、それを社会にぶつけてみる、そういう挑戦を応援できる社会を作るのが教育の役割だと思う。
そのためには、(野依さんとは意見が違うんだけど、)勉強すると金持ちになれるということを子供の頃から教えてあげたらいいと思う。
世の中には、国語算数理科社会以外にも大切なことがたくさんあって、どれかひとつくらい興味が持てることがあるはず。それさえ見つければ、誰だって自ずと努力して学ぶと思うんだよね。なんか勉強って無理矢理やらされてテストの点数で評価されるイヤなもの、だから強制されなくなったらやめてしまう。
子供が主体的に学ばないとかいうけど、そりゃ嫌なことを積極的にやる人はいないでしょ。好きなこと、得意なことだけさせてあげればいいんだよ。
別に数学も社会もできなくていいじゃない。カードゲームが好きならひたすらやればいい。早食いが得意ならそれを極めればいい。ポケモンGOで全国回ってみたっていいじゃない。そうしたらそのうち数学や生物や地理に興味を持つかもしれない。その段階から勉強しても何も遅くない。何かを一生懸命やって初めて基礎的な知識が必要だと気付けることって多いよね。
いまはSNSもYouTubeもチャットアプリもたくさんあるんだから、誰もが得意なことを発信して評価してもらえる環境が整っている。その結果お金がもらえる。自分が好きで取り組んできたことがお金を生む。そういう小さな挑戦と成功体験を積み上げることこそ教育じゃね?だからぼくは勉強すればお金儲けできることを教えてあげればいいと思う。
今の大きな問題は、好奇心を持って自ら問う力、考える力、答える力。これらが落ちているということ。
落ちているのか昔から低かったのかわからないけど、とにかくいまは簡単にアウトプットできる。noteだってtwitterだっていいから、まずはとにかく発信してみること。誰かがリアクションしてくれれば自分の知識や思考はより深まる。
炎上するのが怖いとか言うけど、炎上するってことは自分と異なる意見がたくさん寄せられるということだから勉強になるし、有名になれるしで、いいことしかないじゃん笑。ただ悪目立ちせずに無難に無難に生きていこうとするなんてもったいないよ。こんな何でもできる時代なのに。
最後に、ぼくが考えるベターな教育システムを書いておくと、別に国語算数理科社会英語は日本人に必須の能力ではないので、全部選択科目にする。もちろんそれ以外の科目もたくさん入れる。200科目くらいの中から興味のありそうなもの20個くらいを選ぶ感じ。
で全部レベルごとに集団を分ける。例えば数学や物理が得意な子は当然いるだろうから、そこにカネを集中させて高い教育を施せばいい。そういう子には別に古文とか教えないでいいと思う。中学生でも大学範囲の数学とか学ぶのに時間を使えばいい。
もちろん授業はオンラインで日本全国を対象にするんだよ。そして学校教育というシステムを利用したくない人にはそれに入らない自由を当然保障する。
大学は実際無用の長物・・・と言ったら怒られるんだけど、別にメーカーの営業をするのに法律や文学の知識は一切いらないんだから、行きたい人だけが行けばいいと思う。多くの大学には聴講生や科目等履修生という制度があるので、興味ある科目だけ受講することもできる。
大学に行かない人は、好きなことを続ければいい。ダラダラしたっていいじゃないか。にんげんだもの。
当面、18-22歳を対象にベーシックインカムみたいのを支給して生活を保証してあげてもいいかもしれない。とにかく何かをやってみるということが何よりも大切だと思う。その後の人生は、大企業に雇われなくてもおもろい生き方がたくさんあるよ。
「大企業に入らなくていい」「大学に行かなくていい」と考えられるようになるだけで、教育ってわくわくするものに変わるよね。そういう社会にならないかなぁ。親が考え方を変えればいますぐ実現するんだけど。
ま、子供いないおっさんが無責任に言い放ってるだけなので、茶飲み話として聞き流してください。
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