「不安」のうまれるところ。

いま読んでいる本に、弱さは不安の発露、というようなことが書いてあった。そして、不安を感じるポイントは各人で違うのだ、と。

その不安について、思い出したこと。

先日、あるアンケートの回答をみんなで読む機会があった。

私は少し出遅れてしまって、先に読みはじめていた人から「つらい」「これからどう対応していいかわからない」なんて感想を聞いていた。

どんだけ厳しいフィードバックが来たんだ、と構えて読む始めたら、いやいたそうでもなかった。

たしかに厳しい苦言はある。こちらが改善すべきところもある。

でもさ、全部言う通りにしなくても、いいよね? 全員を満足させようとしなくても、いいよね?  個人の多様性や価値観を大事にしようとしている会社なんだから、なおさら。

寄り添いたい気持ちは大事にしつつも、自分の意志で立つことを忘れちゃいけないと思う。

そしてアンケートでの苦言は、n=1であることも頭の片隅に置いておきたい。

(厳密には、同時にその1の後ろに何十倍ものサイレントマジョリティがいる可能性もあるんだけれど。そこをどう判断するか、はもう好き嫌いなんじゃないかと思ってる。論理じゃなくて感情)

そして、件のアンケートにはポジティブなフィードバックもたっくさんあったのだ。ちゃんと伝わって、共感してくれている人もたっくさんいるのだ。

マイナス意見の鋭さは確かに衝撃が強いけれど、まあるいあったかい意見もおんなじだけの「鋭さ」で受け止めないといけない、はずだ。

不安だってコントロールできる、と思いたい。

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