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はやし けいじ
2018年8月3日 01:16
8/1夕方。昨夜に引き続き、四日市市内のコンビナート沿いへ出かけ、東の空から火星が出てくるのを待っていた。 夏の夕方のことである。日が沈んでも薄明は長く続き、19時になっても、空の雲はほんのり茜色になる程度。そう、東の空には、厚いムクムクした雲がある。火星がその雲に隠されるかもな、と悪い予感を持ちつつ。やがて、運河の対岸にある工場の、蒸留塔やタンクの周りに灯りが点きはじめる。それとほ