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火の街・火の星_Yokkaichi1971-2018

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四日市大気汚染・ぜんそく公害の時期に、市内で火星の観測をされていた鈴木壽壽子さんの記録、著者『ほしのふるさと』を手掛かりに、当時の大気汚染のありよう、彼女の火星観測の追体験に迫っ…
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2018年8月の記事一覧

星は、ある時『浮かび上がる』

8/1夕方。
昨夜に引き続き、四日市市内のコンビナート沿いへ出かけ、東の空から火星が出てくるのを待っていた。

夏の夕方のことである。日が沈んでも薄明は長く続き、19時になっても、空の雲はほんのり茜色になる程度。
そう、東の空には、厚いムクムクした雲がある。火星がその雲に隠されるかもな、と悪い予感を持ちつつ。

やがて、運河の対岸にある工場の、蒸留塔やタンクの周りに灯りが点きはじめる。それとほ

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