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好生館社長横井が、自身のバックグラウンド、起業にまつわるストーリーを語ります!社長インタビュー第二弾

好生館社長横井が、自身のバックグラウンド、起業にまつわるストーリーを語ります!
第2回目では掘れば掘るほど出てくるエピソードから、横井社長のパーソナリティ、好生館に込めた想いが浮き彫りになってきました!!



ーー横井さんは2019年の11月に会社を設立されたんですよね。コロナウイルス感染症が広まる少し前ですから、苦労されたのではないですか?

横井:そうなんです。11月1日に会社を立ち上げて、2020年の1月から、コロナがなんかやばいぞってなってきたんですよね。 それでもコロナ禍でなんとか動きながら、2020年の5月に長期のインターンシップをオンライン化してやるっていう流れができました。

起業してはじめての仕事とは!?

ーーコロナ禍でも諦めずに絶えず行動し続けてきたんですね!最初のお仕事はどんな内容だったんですか?

横井:1番最初の仕事というか、会社のやったことは、 愛知法務局に会社登記しますっていう書類を出しに行くことでした。うちの会社の設立をお手伝いいただいた藤川行政書士事務所の藤川先生の車に乗せてもらって一緒に法務局に行ったんです。そこで印象的だったのが、藤川先生から
「横井くん、君が会社を起こしたっていうことは、もう会社を成長させ続けるしかないんだよ。会社を経営する以上は右肩上がりにしていくしかない。君は経営者っていう、もう戻れないスタートラインに立ったんだよ。
という話をされて。結構取り返しのつかないことになってしまったんだなと漠然と思いつつ、不安もちょっと湧いてきましたね(笑)

ーー今、聴くと沁みるお言葉ですね。

横井:そうですね。不安や緊張もしますけど、もう始まってしまった物語なので。これまでにない景色とか、見たことない景色が見れるんだろうなっていう期待やワクワク感もあったなって覚えています。なので当時は、登記の手続きよりもそっちの方が覚えてて、ここからどうなるんだろうと思ってましたね。

その後は、元々自分は「仮面就活オフ会」っていうイベントをやっていたんですね。生きること働くことを題材に企業と学生お互いが社名や大学名も伏せた状態でフランクに話し合ってもらい、イベント後半でお互いの素性を明かしてマッチングをしていくっていうイベントなんですけど、その仮面就活オフ会の3回目を12月に控えたので、そこの営業活動をやったりとか、そのことを色々考えてました。 いろんなお客さんに会ってたくさん提案してっていうことを続けてました。それをやりながら、
 「いや、これ自分1人じゃできないかも」
と思い始めて。自分の知識とか知恵だけではわからないこともあるし、3人よれば文殊の知恵じゃないですけど、いろんな人の力とか知恵を借りながら会社ができたらよりいいんじゃないかなって思い始めました。うちの会社の理念で
「若者の真に為になるコトを追求し、豊かな人生と社会生活づくりに貢献する」
っていうのを掲げているんですけど、そういうのを若者から作っていけるチームにしていきたいなと思ったんですね。

会社の仲間が増えたエピソード

ーーそこで一緒に働いてくれる仲間が欲しいと思ったんですね。会社の仲間はいつ頃増えたんですか?どういった繋がりだったんでしょうか?

横井:12月の半ばぐらいに、うちの役員の中川さん(現- 執行役員
)に声をかけました。中川さんはもともと仮面就活オフ会のスタッフとして来てくれたんです。
第1回目の時に人材会社経由で来てくれて、その時に彼とちょこちょこ連絡は取ったことがあったんですけど、2回目の仮面就活オフ会にも来てくれたんです。
ちょうど彼もAIESECっていう学生団体で海外から日本でインターンしたい人を受け入れたり、逆に日本のインターンを海外でやりたい人を送り出す仕事のNPOの名古屋大学委員会副委員長をやってました。なので僕らの考えに近いところがあったので、理念だけ話して
「こういうの一緒にやらない?」
って声をかけました。すると彼から
「それはすごい面白い!いいね!ただ、僕もAIESECの副委員長をしていて時間もたくさん使ってるし、どこまでやれるかわからないから、一旦考えさせてほしい」
と言われて、 僕としてもそこは無理をするものではないですし、やっぱりちゃんとしっかり考えて結論を出してほしいっていう話をしました。
年を越して1月頭ぐらいに(2週間後)連絡が来て、
「色々考えたけど、好生館一緒にやってこう。だからもうAIESECは4月には辞める」
って言ってくれたんです。 あそこで、退路を絶って彼はそういう決断をしたんですよね。そして好生館に来てくれたっていうところは非常に嬉しかったです。

ーー仲間を増やそうとした時、真っ先に中川さんが思いついたんですか?

横井:そうですね。元々岡島さんとは 別件で早くから一緒に仕事をしていたんです。ただ、うちのメンバーといえども契約的には業務委託なので、岡島さんはメンバーというよりも僕と個人的に一緒にやってたみたいな感じだったんですね。
ちゃんと継続的に長く一緒にやれて想いを共有してる人っていうと、中川さんしかいないと思いました。やはり仮面就活オフ会を一緒にやってくれたのが大きかったですね。スタッフで一緒にやってくれて、且つ、実際にイベントにも参加者として来てくれていたので。2月に入ってもう1人名大生の学生も入ってきてくれて。その時は全員99年生まれの3人組で初期の事業をやってたって感じですね。

学生起業に対する想いとは?

ーー学生起業に対してはどう考えていますか?みんなにオススメしたいですか?

横井:そうですね。個人的には学生に起業を別にむっちゃ勧めるわけではないんです。
けど、もう本当にやりたくて、なんかやりたいことがすごい高ぶってる人だったら一旦やればいいと思っていて。
何をどうやるかですけど、学生であれば最悪この仕事はうまくいかない、自分はこの仕事じゃないと思ったらやめたっていいわけで。
やめた上で就職しようと思えば、新卒で行けるじゃないですか。 
何もやってなかった人よりも、
『自分で会社やりました。潰れましたけど、こういう経験得られたからこそ会社で貢献できます。』って言ったら、絶対強いじゃないですか。
この苦しみも知ってるから、 そういう意味では絶対的に損がないんですよ。
自分の力とか、やってみたいことを証明していけるっていうところは、経験になるし自信にもなります。

ーーそれはすごく、若者にとっていいメッセージですね。

横井:個人的には本当にやりゃいいと思いますね、いろんなことを。死にはしないので(笑)
死にそうなことになっても不義理なことせずに1個1個に向き合ってちゃんとやればいいと思います。 逆にそういうのを寛容に認めてあげれる社会でありたいし、自分も大人でありだなと思いますね。

ーーチャレンジを後押しするっていう好生館の姿勢は、やはりいろんなところでもっと発信したり、触れる機会を多く作っていきたいですね。

横井:今でこそ学生起業は当時に比べれば増えてますけど。当時ってやっぱり名古屋大学は理系ばっかりだったんですよ。僕なんかそういうの気に入らないなと思っていて。 
そういう技術じゃないところでも勝負できるんじゃないというか。
そうじゃないからやれないわけじゃなくて、やっぱりやりたい気持ちがあるなら、どういう形であれ、自分が文系だろうが理系だろうができるって言いたい。
それこそ自分はブランクがあって、 南山学園でずっと推薦で来たし、指定校私立文系でもできるぞってのを証明してやろうと思って。
それで、あいつでもできるなら僕でも、私もできるかなってなってくればいいなと思いました。

ーーうんうん。文系の私からすると共感でしかないです。

横井:学生さんで普通にやってると、やっぱ視野があんまり広がらないです。
就職しても最初は社会に出て大丈夫かなってみんな不安に思うので。

例えば、海だとめちゃくちゃ深いところまで行ったら、浮き輪とか、酸素ボンベとかつけてないと危ないですし、泳げない人だったらなおさら危ないですけど、膝までぐらいだったら全然安全なわけで。
でもそれが社会というビジネスの海だとすると、水がちょっとあるだけでも学生からすると 「1歩入ったらもうそこ沼かもしんないし、どうしよう」って思っちゃうんですけど
意外と大丈夫だよって言える。
まぁ自分は気づいたら腰ぐらいまで入ってて、半分流されてましたけど(笑)
意外とここまでなら大丈夫だし、人によって全然泳げるじゃんっていうのが伝えれたらいいのかなとは思ってますね。

ーー横井さんの経験や優しい思いはたくさんの学生を勇気づけますね。たくさんの人と出会ってきた横井さんですが、人と繋がる力というか、どういう思いで人に繋がりにいってるのでしょうか?

横井:自分はすごく人との繋がりや社会との繋がりで生きてるなって感じてます。
例えば、 僕は1人で1日中ずっと家の中にいたら、絶対に鬱になるんですよ。もう全然ダメで(笑)誰かと話してたりした方が自分にとっても活力が出るし。1人で作業する時でも、あんまり部屋にこもるよりも喫茶店行ったり、わざわざ1人で土日でもオフィス行ったりします。
1人で仕事はしてたりしますし、会話はしないんですけど、そこにいろんな人たちがいて、色々の生活の営みがあって、会話があって、そういう繋がりがある場に自分がいる時が1番自分の中のエネルギーが出るというか、そういうのがすごいあるんですよね。
人が喜んでくれることが自分の行動原理というか、誰かが喜んでくれる顔が見たい、笑顔になってもらえるのがすごく嬉しくて
なのでいろんな人と繋がってアイデア出し合ったり、こういうの繋げたらいいかなとか、そういうの結構やってきて、その結果、たくさんの人と繋がれました。
あとは、合う人合わない人とかって世の中色々いると思うんですけど、どんな人からでも学び、得られることはあります
どんな経験も無駄にならないですし、全て肥やしになると思ってます。

ーーさすが昭和生まれと言われる横井さん。言葉に貫禄がありますね(笑)

横井:そうなんです。ピッチピチの昭和生まれです(笑)

ー今回もたくさんのお話ありがとうございました!


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