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月間国試夢想 2024/4月号

割引あり

毎月1日に配信します。いよいよ第1号。

// 月刊国士夢想
// 2024年4月 第1号
// 第119回医師国家試験対策
// 他

こんにちは。厚生太郎です。いよいよ4月になりました。
それでは今月も宜しくお願い致します。


1.発刊予定

4月 年間の勉強を含むスケジュールについて
5月 卒業試験、模擬試験との向き合い方
6月 夏休み期間の過ごし方
7月 マッチングについて
8月 公衆衛生対策について
9月 メジャー対策について
10月 マイナー対策について
11月 産婦・小児科対策について
12月 必修対策/年明け(1〜2月)にすべきこと
1月 直前対策講座との付き合い方。直前予想。
2月 超直前期になにをすべきか

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このブログを読んで感じたこと、質問したいこと、相談したいことなど、どんなことでも歓迎します。特に期限は設けていませんので、過去の記事に関するものでも大丈夫です。他の読者の方にも参考になりそうな内容を優先的に取り上げさせていただきますが、できるだけたくさんの方のお声にお応えできるよう努めます。ご相談いただいた内容は、プライバシーに十分配慮した上で、このブログ等で紹介させていただくことがあります。なお、ご自身の体調に関する事や医療相談はご遠慮ください。体調に不安のある方は、医療機関の受診をおすすめします。

ご相談・ご質問はこちらのアドレスまでお寄せください。dr.kousei.taro@gmail.com

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作者:厚生太郎Twitter : https://twitter.com/kosei_taro
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2.「年間計画」を具体化する必要がある

年間計画といえど、対象がわからなければ、話のピントが合わなくなってしまう。つまり、現役生と国試浪人生では、もちろん話が合うわけがない。現役生でも、初めての6年生もいれば、「6年2組」と言われる6年2回目組とも違う。大学によって、臨床実習のスケジュールが異なるため、他大学の様子など、基本的に参考にならない。

なので、どうするのか、というと、この4月、合格した顔なじみの先輩に相談したりする。大概は部活の先輩などにあたるので、この3月に行われた「追いコン」で先輩の「有り難い体験談」、「合格体験記」や「謎の武勇伝」などを有り難く拝聴した方も多いのでは?

先輩のご意見を聞くことは、決して悪いとは言わないが、それを鵜呑みにするのはいかがなものかと思う。理由は2点。

プロ野球の故野村克也監督は、「勝ちに不思議の勝ちあり。負けに不思議の負けなし。」と述べている。これは、負けるときは負けるべくして負けているわけであり、それをしっかりと分析すべき、という言葉である。しかし、もう一つ重要な側面がある。我々用に解釈すると、「合格した人間は、なぜ合格したかをわかっていない」可能性がある、ということではなかろうか。

ちょうど対照的であるのが、東京大学理科三類の合格者のお言葉である。
つまり、偏差値75が必要とも言われている貴重な合格体験記と、「体温ほどの偏差値」が求められている医師国家試験合格者の言葉に、ありがたさは必然的に全く異なる。

参考になるのは、下記の問題。やはり医師国家試験過去問題から。

104G7
因果関係を推論するときにエビデンスレベルが最も低いのはどれか。
a 症例研究
b 介入研究
c 症例対照研究
d コホート研究
e メタアナリシス

第104回医師国家試験

もうさすがにおわかり頂けただろうか。

とはいいつつも、「症例研究」が非常に有り難いシチュエーションは、存在する。
それは、「稀少疾患」である。その稀少さ故に、症例を集めて検討することは、ほぼ不可能である。

たかが医師国家試験を合格したぐらいで、偉そうな事を語るもんではない。
運転免許試験の合格体験記を語ろうなんて、想像しただけで鳥肌が立つ。
皆さんは、喉元過ぎれば熱さを忘れた諸先輩方をありがたく拝聴し、気持ちよく財布を開かせよう。

2点目は、1点目に通じるところが少々あるのだが…
国家試験対策において、最も大事なことは、「再現性」にあると考えている。
つまり、10回受けて、10回とも合格する。
たまたま予想した問題が出題された、苦手な範囲が出題されなかった、運に身を委ねるのは資格試験対策として本質的ではない。

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