正解:a,e解説
a. 氏名変更時
医籍の記載事項に変更が生じるため、医籍訂正の申請が必要です。
b. 住所地変更時
医籍の記載事項ではないため、医籍訂正の申請は不要です。
c. 勤務先変更時
医籍の記載事項ではないため、医籍訂正の申請は不要です。
d. 診療所開設時
医籍の記載事項ではないため、医籍訂正の申請は不要です。
e. 本籍地都道府県変更時
医籍の記載事項に変更が生じるため、医籍訂正の申請が必要です。
考察
医籍は、医師法第6条に基づき、厚生労働大臣が
正解:a解説
チック症は、突発的で素早い運動や発声を反復する神経精神疾患である。小児期に発症することが多く、男児に多いことが知られている。チック症の特徴について検討する。
a. 男性に多い:チック症は男児に多く、男女比は約4:1である。
b. 思春期に好発する:チック症の発症ピークは4~6歳であり、思春期発症は少ない。
c. 緩徐な運動症状が多い:チック症の運動症状は、突発的で素早い運動が特徴的である。緩徐な運動症状は非典型的である。
d. 症状は睡眠時に多くみられる:チッ
正解:c解説
電気ショックが直ちに必要な心電図所見は、無脈性心室頻拍(VT)である。無脈性VTは、心室の電気的活動は維持されているが、有効な心拍出がない状態である。早期の除細動が救命のカギとなる。
a. 心静止:心静止では電気的活動が消失しているため、電気ショックの適応はない。
b. 心房細動:心房細動は不整脈の一種であるが、致死的な不整脈ではない。電気ショックの適応はない。
c. 無脈性心室頻拍:無脈性VTは、致死的な不整脈の一つである。早期の除細動が救命のカギとなる。
正解:a解説
我が国では、末期腎不全患者に対する腎代替療法として、血液透析と腹膜透析が行われている。血液透析と腹膜透析を比較した場合、腹膜透析で正しい記述は「患者数は少ない」である。
a. 患者数は少ない:我が国の透析患者の約97%は血液透析であり、腹膜透析の患者数は約3%と少ない。
b. 食事制限は厳しい:腹膜透析では、血液透析に比べて食事制限は緩やかである。残存腎機能が保たれやすく、除水が持続的に行われるため、水分・塩分制限は比較的緩い。
c. 自宅での施行は困難である
正解:e解説
急性呼吸窮迫症候群(ARDS)は、様々な原因により生じる急性の非心原性肺水腫である。肺胞上皮と毛細血管内皮の傷害により、肺水腫と肺胞虚脱をきたし、重篤な呼吸不全を引き起こす。ARDSの病態として正しい記述は、「肺サーファクタント減少」である。
a. 気道抵抗低下:ARDSでは、肺水腫や炎症により気道抵抗は上昇する。
b. 肺血管抵抗低下:ARDSでは、低酸素性肺血管収縮や微小血栓により肺血管抵抗は上昇する。
c. 肺内シャント減少:ARDSでは、肺胞虚脱や無気
正解:d解説
原発性硬化性胆管炎(PSC)は、肝外胆管および肝内胆管の慢性的な炎症と線維化を特徴とする疾患である。病因は不明であるが、自己免疫機序の関与が示唆されている。PSCに合併することが多い疾患は、潰瘍性大腸炎(UC)である。
PSCとUCの合併は高頻度に認められ、PSC患者の約60~80%にUCを合併する。逆に、UC患者の約5%にPSCを合併する。PSCとUCの合併には、何らかの共通の免疫学的機序の関与が推測されている。
a. 虚血性腸炎:主に高齢者に生じる大腸の虚
正解:c解説
眼窩吹き抜け骨折は、眼窩内容物が骨折部から上顎洞内に脱出する骨折である。主に眼窩下壁や内側壁の骨折で生じる。外力が眼球を介して眼窩に伝わることで発生する。眼窩吹き抜け骨折で起こりにくい症状は、嗅覚障害である。
a. 複視:眼窩内容物(外眼筋や眼窩脂肪など)の陥頓により、眼球運動障害と複視を生じる。
b. 鼻出血:骨折部からの出血が鼻腔内に流れ込むことで、鼻出血を生じる。
c. 嗅覚障害:眼窩吹き抜け骨折では、嗅覚に関与する構造(嗅裂部、篩板など)の損傷は少ない