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2022年11月の記事一覧
#140字小説『みんな誰かのストーカー』
はああ、そろそろ寝ようか?ツイートしとこう。
よし!今日はもう寝るようだな。午後に昼寝をしたから遅くまで起きたようだが私も寝るか。ふああ、ツイートしよう。
お!そろそろ寝るのか。昨日は彼氏と遊んだようだが今日は一日外出してなかったようだな。ふう、私もそろそろ寝るか。ツイートしよう。
#140字小説『一人の人生』
笑っていたアイツの首に手をかけた私は独房へ入れられた。
送られる途中で女看守は言う。
問題は彼が一人で起こしたと。
事実は違うのに。
殺したのが俺でも本当のことを話せ、と私は怒鳴った。
今は冬。
外は雪が降りたまに人が通るが顔を合わせることはない。
そしてそれは夢だった。
起きた私もまた一人ぼっち。
#140字小説『隠れた本音』
息子:もぐもぐもぐ……
無職の父:今朝も朝刊配達ご苦労様でした。
息子:うん!
(もっと褒めろ!崇め奉れ!!)
無職の父:ははは……
(かしこにかしこに〜お返し申す!)
崇め奉る(あがめたてまつる)=1この上なく、きわめて尊いものとして対し、扱うこと。崇敬、尊敬すること。2寵愛すること。大切に扱うこと。