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#140字小説『一人の人生』

笑っていたアイツの首に手をかけた私は独房へ入れられた。

送られる途中で女看守は言う。

問題は彼が一人で起こしたと。

事実は違うのに。

殺したのが俺でも本当のことを話せ、と私は怒鳴った。

今は冬。

外は雪が降りたまに人が通るが顔を合わせることはない。

そしてそれは夢だった。

起きた私もまた一人ぼっち。