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川柳で若い世代にエールを送りたい 23/1/17

1.川柳の一言コメント

「好きと言う代わりに荷物運びする」

 中学生や高校生の頃、男子が好きになった女子に気持ちを伝えるのは難しいものです。いつ、どこで、どのようなシチュエーションで、どう伝えるか。いや、その前に、そもそも相手の女の子が自分に好意を持ってくれているかどうか探る必要があります。

 しかし、ぐずぐずしていると他の男子に先を越されてしまい、女子の気持ちが揺れ動くかもしれません。単に想っているだけでは何も起きないので、早めに行動に起こすべきです。但し、だからと言って、焦ってしどろもどろになっては、良い結果は期待できません。

 また、あまりにストレートに押していくのも嫌がられます。まずは様子を見ながら、同時に他の男子を牽制しながら行動に移すのが良いのではないでしょうか・・・と、私は思うのです。そこで重い荷物を持ってあげる。

 この事は恋愛だけでなく、仕事上の営業活動で新規案件を顧客に売り込みする場合に通ずるものがあります。根回しに似ています。 

2.私の経験で思う事

 私の初恋が失敗に終わったことは、前回の投稿記事でお話しました。参考までに、以下にリンクを貼っておきます。

 今回の川柳は私の経験ではなくフィクションです。私は、好きな女の子が重そうな荷物を運ぼうとしている時に、気を利かせて「重いだろう。持ってあげるよ」なんて言える男ではありません。それは私にとって夢物語です。

 まず、好きな女の子が重い荷物をいつ持とうとするかが分かりません。常にその子に注意を払って、重い荷物を持とうとした瞬間、他の男子に先んじて近寄り、何の躊躇も無く「重いだろう。持ってあげるよ」と言わなくてはなりません。無理です。私には絶対出来ません。

 私は周囲に気配りが出来ない、気の利かない男です。また、女の子の繊細な気持ちが分からない男です。目の前にいる女の子から、「重いから持ってよ」と言われて、初めて気が付くのです。気が付いたら持ちますが、目の前に居ても、言われるまで気が付きません。

 だから結婚できなかったのかも。まあ、結婚できなかった原因は幾つもあると思いますが、「気が利かない」というのは、間違いなくその一つだと思います。

 今回、川柳で若い人にエールを送れるでしょうか? 私の事は反面教師という事でご理解下さい。

3.瀬川さんの絵

 漫画家の瀬川 環さんが、この川柳からイメージした絵を描いてくれました。

好きと言う代わりに荷物運びする

 この絵は川柳の内容そのものですが、学園ドラマの一コマみたいでほほえましいですね。女の子にとっては「えっ? 持ってくれるの?」と、予想外の展開だったようです。この男子を特別に意識していなかったようですね。

 でも、ここからロマンスに発展するかもしれません。行動に移さなくては何も起きません。世の中、「何を考えるか、何を言うか」ではなく、「何をするか」です。実行力が無いと認めてくれません。

 失敗を恐れずアクションを起こして、結果に繋げる事が大切だと思います。 


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