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先日の投稿でもお知らせしましたが、名作家具・ヴィンテージ家具の「サブスクレンタル」を始めました。

今までも今もRESTYLEのメイン事業は中古家具を仕入れてそれをメンテナンスし、出来るだけ在庫を抱えず早い回転率で販売する、という普通のリユースビジネスですが、
これとは全く違うビジネスモデルなのが「サブスクレンタル」です。

これまでの売り切りビジネスとは違い、「サブスクレンタル」は商品を在庫として抱えながらそれを月々の定額で貸すことで売上が上がります。
月額のレンタルなので売り切りと違い、一気に売上は立たないことと、在庫を抱えないといけないことはデメリットですが、
毎回、月初に売上が0から始まる売り切り型よりは、数ヶ月先の売上が読めるのは経営的にはありがたいことです。

とはいえ、いきなり全ての商品をサブスクだけにすることは、リスクが高いので、少しずつお試しで試行錯誤、改善し、進めております。
サブスク収益だけで損益分岐点までいけば、どれほど経営が楽なことか。

そんなこんなで、日々いろんなことに挑戦しているのですが、失敗、撤退の繰り返し。
これは当たり!なんてことはほぼなくて、何となくイケるのかな?何とかやれるかな?という感じのモノは少しずつ改善しながらやっております。

新規事業にイッキに投資し、大きくリソースをそこに傾ける、なんてことは怖くてやれないので、大きく売上が伸びることもなく、これまで20年やってきました。

今回の名作家具・ヴィンテージ家具のサブスクレンタル事業も本当はもっとガッツリとシステムも作って、広告もドーンとうってやれば、ひょっとしたらバズってイッキに広がるのかもしれませんが。。。。
怖くてやれません。

でも、この「怖れ」があったからこそ、何とか20年間やってこれたのかもしれません。
この「怖れ」は大きくチャレンジして失敗するかもしれないという怖れもありますが、ここのままではダメ、変わらないと生き残れないと思う「怖れ」もあります。

なので、
その挑戦が失敗しても致命傷にならず、せいぜい骨折くらい、もしくは擦り傷程度の、小さな挑戦を繰り返してきた感じです。

今回のサブスクも最初の仕組みの作りなどでコストがかかったのと、月々のシステム料が少しかかるだけで、
実際にやる作業はこれまでのネットショップの販売とほぼ変わりません。
ちょっとした発想の転換と新しいことへのチャレンジ精神があれば簡単にやれることです。

ハタから見たら大きな変化と見えても実際の事業の中では大した変化にはなっていないことは多くあるんですよね。

私が創業した20年ほど前は、ヤフーオークションをやっている企業がアーリーアダプターで、ヤフオクでの中古家具販売はブランドの家具を出せば出すほど高額で落札されていて、まさに入れ食い状態。
はっきり言って誰がやっても儲かる感じです。

この時、ヤフオクの売上だけでも全く問題なくやれたんですが、こんな誰でもやれるヤフオクというプラットフォームだけでやっていると、いつか飽和状態になって、今のように売れなくなるという怖れがあって、
自社のオンラインショップの制作をやり始めました。

当時はホームページ作成はさほど高くなかったと思うのですが、ECサイトとなると、今のようにBASEとかカラーミーショップのようなものは無かったので、自社のECサイトを作成するのにかなりコストがかかる。
なので、その頃はリースで作成する業者がいてそこに頼みました。確か7年リースとかかな。
今思えば何ともったいないと思うのですが、その頃も新規事業に何百万もかけれるはずもないんで、初期投資の少ないリースにしたんですね。

そのオンラインショップはリニューアルを何回も繰り返し、今では月間セッション数(訪問数)は5万後半なので、かなりいい数字だと思います。

その後は、実店舗をオープンしたり、店舗数を増やしたり減らしたり、お店を移転したり、カフェを併設したり、
アップサイクルブランド「Revive Mobler Project」を立ち上げたり、リペア・リメイク事業を始めたりなどなど、大小いろんな挑戦をして、死なない程度の失敗と小さな成功を繰り返した感じです。

なので、RESTYLEは事業規模はほとんど変わってないのですが、中身はその時の世の中の情勢に合わせて、ちょっとずつ変化しながら、ちょっとずつ進化してきたんだと思います。
そしてこれからも変わり続けてちょっとずつ進化して行きたいと思います。

今年は20周年の年、大阪に新店舗開店の計画もあります。
これも死なない程度のチャレンジなのですが、失敗しないように頑張ります!

小さなチャレンジをいっぱいやって失敗しながら進化していきましょう。



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