見出し画像

マーロー殺人クラブ

ロバート・ソログッドの作品ですね。
なんかこの前にも読んだ気がするんですけど思い出せないのでとりあえずこの本の感想から。

これ、主人公が77歳の女性なんですよ。ジュディス・ポッツ。旦那さんは亡くなっていて一人暮らし。変わった方で夜中に裸で川を泳ぐのが趣味なんですね。お仕事はクロスワードパズル制作。
で、ある夜彼女が裸で川を泳いでいると知り合いの家のそばで銃声がするんです。助けに行きたいけど全裸なんですよ。上がれないから仕方ないので泳いで家まで帰って警察を呼びました。
警察は通報を受けて調べてくれたけれどその時は死体もみつからない。
そんなはずはないと思ったジュディスは自分で調査を開始してしたいを見つけます。
と、これが連続殺人に発展するんです。同じアンティークの銃で殺された三つの死体。三つともにコインが付いています。でも怪しい人はいてもみんなアリバイがあるんですよね。ジュディスは司祭の妻のベックスと犬の散歩代行者のスージーと協力して捜査を進めます。

これ、完全にガールズパワーって言っていいのか女性の力!!系の小説でして、警察の担当者も女性なんですよ。子育てしつつ介護もしている女性刑事。探偵は中年以上の女性だし。
トリック的には普通です。
ネタバレしてしまいますと、、と行きたいところなんですがそんな世界中がトリック知ってるよっていうような作品ではないのでやめておきましょう。読めば分かります。そんなめちゃくちゃ優れたトリックではないです。
イギリスの田舎っていう舞台設定のお好きな方はどうぞ。

この記事が参加している募集

読書感想文