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窓辺の愛書家

エリー・グリフィスの作品ですね。前に読んだ「見知らぬ人」の続編。でも繋がってないのでこれ一つで読めます。

高齢者用のマンションに住まう女性ペギーが殺されます。殺人に気がついたのはウクライナ人の介護士ナタルカはペギーの友人だった元修道士の現コーヒーショップ店員ベネディクトと、同じくペギーの友人だった同じ高齢者用マンション入居者のエドウィンと謎を追いかけます。ペギーはどうやら殺人コンサルタントをしていたようなのです。というのは、殺人のトリックを考えて推理小説家に助言してやるというもの。ペギーがコンサルしてあげていた本の関係者の中に犯人がいるのか、それともペギーの家族なのか。2人目3人目と殺人が起こり、ついには彼らも狙われることに。

探偵役は前作と同じでインド系で同性愛者の女性刑事ハービンダーです。彼女はなかなか魅力的なんですが、同性愛設定あるけど全然生きてこないですね。でも今回はようやくハービンダーがデートします。よかった!

ブックフェスティバルが舞台の推理小説というと、アンソニー・ホロヴィッツの「殺しへのライン」が思い浮かびますけど、私は殺しへのラインのほうがすきだなぁ。とは言えこれもまぁまぁ面白いです。前作の方が好きですが。犯人の選び方も前作と似ていますので前作が気に入った人は好きなんじゃないかなーと存じます。

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