見出し画像

ストーンサークルの殺人

何年か前に本屋で平積みしてあってめちゃくちゃ人気あったんですけど、基本的に流行り物を拒否したい性質なのでずっと読んでなかったんですが、セールになっていたので買って読みました。セールほんとありがたい。

M・W・クレイヴンの作品ですね〜。

ワシントン・ポーは連続誘拐殺人事件の際に犯人の名前が載ったままの資料を被害者の父親に渡してしまい、そのミスから警部の職を降ろされ停職中だった男。そのポーの名前がストーン・サークルで行われる連続焼殺事件の被害者の胸に刻んであったことから、ポーは警察の職務に復帰します。かつての部下だった女性が上司となり、また相棒に分析官として働く天才ティリー・ブラッドショーを得て事件に取り組みます。

この話、結構早い段階で犯人とかオチとか読めちゃうんですよ。これが出たらこうなるだろうな、っていう。だからそういう意味では別に意外ではないんですよね。結構早い段階というのは大体半分くらい読めばというところです。でも次々事件が起こって興味を引っ張るので飽きるとか読むのが苦痛ということはありません。トリックがどうとかそういう作品ではないです。また動機が納得できないということもない。

ただ「このシーンでその話する?」みたいなのはありますね。「すごい大切なことみたいに言ってるけどそんな大したことか?」みたいな。あと「その登場人物、その背景があったからってそんな行動とる?」とかね。そういうのは多少ある。

ティリーもポーも私はそんなに好きなタイプのキャラクターではないんですけど、彼らが好みっていう人は多いと思います。2作目も安くなっていれば読むかも。


この記事が参加している募集