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超能力が少し覚醒した話し①

プチ超能力者!?に

少しだけ、超能力者になったことがある。
どんな能力かというと
「周囲100メートルの会話がすべて把握できる」
というものだ。
同じ倉庫で働いていた人に
「さっきこんな話をしていたでしょう?」
と聞いてまわった。
「え!なんで解るの!?」
と3組から確認がとれた。
頭に考えが入ってくるというよりは
意識もせず”解っている”状態が
時間軸の先にあるという感じだった。

超能力の目覚め

20代の頃、大きな倉庫で品出し作業をしていた。
コストコのような倉庫で
商品をピックアップする作業だ。

棚の商品を「ピッ」
機械に表示された荷物を「ポン」
台車を引いて次の棚へ。
またバーコードを「ピッ」
荷物を「ポン」
台車を引く。

これを繰り返す。
倉庫を一日中歩くのに体力は使うが
頭は使わない。
なので「覚醒してやろう!」なんて
考えながら仕事をしていた。

覚醒への道

20代の頃は宗教、オカルト、スピリチュアルが
好きで色々な本を読んでは
自分の体で実験していた。
その中でも、中村天風さんの
「クンバハカ」という技法が画期的だった。

【クンバハカの要点】

- 肩の力を抜く
- 丹田(おへその指三本下辺り)を
 意識して呼吸をする
- お尻の穴に力を入れる

この方法は、誰かに怒られている時に良く使った。
上司がヒートアップしているときに
丹田から息を吐き
肩の力を抜き、お尻の穴に力を入れ
仏像のような半目になってお説教を聞いていると
「お前、なめてんのか!」
と怒鳴られたこともある。
だがクンバハカは圧倒的防御力なので大丈夫。
息を吐ききった擦れた声で
「解りました。二度と無いように努めます」
と答える。
怒っている方からしたら、眉毛を八の字にして
泣きそうな顔をしながら
「ごめんなさい、許してください」
を要求しているのに
半目の偽サトリ部下に擦れ声で謝られても
「それじゃねーよ!」
と思われたのは必至である。

覚醒するために、次にとった方法は
オベパルスである。

オベパルスの効果

この記事を書くために「オベパルス」を
ググってみてびっくりした。
数年前には「瞑想するための道具」くらいの
位置づけだったが
「幽体離脱」「タイムリープ」といった
オカルト用語が並んでいた。
これはあくまで参考程度に
聞いてもらえたらと思うが
オベパルスとは
「考えるのを止めるための音」である。
オベパルスは
「トゥッ、トゥッ、トゥッ…」という
音が無限ループで繰り返されるだけだ。

なぜ「考えるのを止めたい」かというと
「悟りに至るため」だった。

 考えを止める理由

では、なぜ悟りに至るためには考えるのを
止める必要があるのか?

例えば、般若心経の最後は
「羯諦羯諦波羅羯諦波羅僧羯諦菩提薩婆訶」
という、意味のない呪文である。
他にも
「色即是空 空即是色」
というお経は、誤解を恐れず言えば
「世の中に意味なんてものはない」
ということだ。

この二つを「悟ろうぜ!」に還元すると
「世の中なんて意味ないから
 何か起こってもいちいち反応するのやめようぜ。
 反応するぐらいなら呪文でも唱えて
 まっさらでいる方が良いんじゃない?」

という、考えに当時は至った。

書いていると長くなったので、続きものにします。


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