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頭の隅っこにはビオラ

近藤です。

私はソロで楽器を演奏するのが本当に苦手。

本番で練習不足を悔いるのですが、時すでに遅し。その上、お客様の顔が見えると、「舞台の上で間違えるっていうのはとんでもないことだ」、という最初のピアノの先生のお説教が呪文のように頭に浮かんだりします。

このところはソロで弾くことはなくなりましたが、カルテットでビオラを演奏しています。指揮をしている時同様、聞き惚れちゃって、顔がにやけてきます。第一バイオリンの動きを見て最後の一音を出す時、毎回楽しいなあ、もっとやりたいなあと思います。

上手な人たちに混じっての演奏は苦しいのですが、それはあの、ピアノを習っていた時のような「今すぐ消えてなくなっちゃいたい」という苦しさではなくて「もっと弾けるようになりたい。早く下支えできるようになりたいのに!」という苦しさ。未来につながる苦しさ、って感じでしょうか。

先日、ビブラートが上手くできないので教わりました。結構しつこく。

いつもの私なら今更聞くのは恥ずかしいな、とかこんなこと聞いてごめんなさい、と思うのですが、今は上手くなりたい気持ちが強いので、できない自分のことも、わからないことだらけの自分のことも全然恥ずかしくないんです。ススメーと思っている時の気持ちって強いですね。壁なんかどんどん壊して行っちゃえる気がします。寝ても覚めても頭の隅っこにはビオラ。うん、なんかいい感じです。

今週の金曜日は弦楽四重奏で「通級学級あすなろ教室」へお邪魔します。また子どもたちに会えると思うと、練習してもっと進化したくなるんですよね。

さっさと仕事を終わらせてビオラ、ビオラ。

では、また。