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いつでもどこでもなんとでも

近藤です。

我が家のバラたちに一気に蕾がつき始めました。朝晩は暖房が必要な日がありますが、彼らにはもう初夏の足音が聞こえているんでしょうか。

私の通っている英会話教室ではご高齢の方が多いのですが、今月からライングループによる授業が始まりました。遠隔授業になることを考えて、教室では3月初め頃から準備をしていたのでそのタイミングでスマートフォンやタブレットを購入した人もいました。

携帯ショップで教室に参加した人、夫婦で勉強した人、いろいろいましたが上手くいかず、ついには英会話教室で「機種別スマホの使い方教室」「ライングループの練習会」なども行われました。

その後本格的に遠隔授業が始まったわけですが全てが順調とはまだいきません。

しかし、この準備ができていなかったら先生はクラスを休みにしていた(つまり収入が途絶えていた)でしょうし、生徒は学習の機会がなくなっていたと思います。


みなさんが頑張ってこういった道具を使えるようになろうと思ったことの一つに「顔を見て話せる」ということがありました。冗談のように

「みんな高齢だから休んだらおかしい、って分かるもんねえ。安否確認の意味もあって教室に来よるけん、休んだら連絡しあうことにしよね」

とよく言っていました。こんなふうに自宅にいることが増えるとなんだか冗談に思えないところもあり、苦労してでもみんなが使えるようになってよかった、と思いました。

一方で高齢者の方にとっては例えばタブレットを買って通信費を払って、というのが大きな負担となる人もいるのが現実です。そして、いまさらめんどうだよという人が多いのもまた現実です。高齢になると忙しい人ほど今までのやり方の方が早いというのも事実ですし。

英会話教室のクラスメートのことを思うと、もうやっているところはあるのだろうとは思いますが、高齢者にも遠隔でも顔を見て話せるツールを使える技術と費用の支援をしていく必要があるな、と思っています。

そうすればお稽古事はもちろん病院のオンライン診療やお友達との会話、近所の商店での買い物、(もしかしたらデイサービスの人との会話も!)など安否確認も一緒にしながら社会と繋がっていられるんじゃないのかな。

そんなことを考えた今週でした。

では、また。