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読み始めた本と読んできた本

ごきげんよう〜
書き始めたら前置きが長くなったので目次つけました。
前置きは本の話1ミリもないので興味ない人は飛ばしてください。


前置き/僕は今、鍋を煮込んでいます。

今日の食材はこちら。

でろーん

そう。麻蕎麦。
麻を原料に食用の麺にしたものです。
嘘です。
園芸用の麻縄です。

昔、マクラメ編みをちょっとかじってた時期があり
プランツハンガー作ったり苔玉吊るしたりしてました。
最近、紅茶缶を鉢植えにリメイクしたのでそれ用にプランツハンガー作ったら結構楽しくて、ホームセンターで買ってきました。

麻縄でつくるマクラメ編みは素朴な感じがして好きなのですが、匂いと手触りがちょっと気になるので下準備をするといいらしいです。
そのへんの話も今度noteにしようと思ってます。
下準備で煮込む間、時間があるので本の話をしようと思います。
それでは本編です。


①あやうく一生懸命生きるところだった/ハ・ワン

知り合いが好きだと言うのでエッセイを読み始めました。

最近noteを書く時、なるべく軽い文章にしたいな、と思いながら書いてます。
ちょっと前まで感情吐き出しbotだったので、noteの記事を遡ると恨みつらみ暗黒面が並んでるんですよね。
自分の気持ちの置き場所がなかったので、これはこれでいいんですけど。

自分の性格、指向って
1.変なところで凝り性な部分
2.クラゲのように漂う何も考えていない部分
と両方あると思ってて
最近自分で居心地がいいのは1をベースにして表に出すのは2、な感じ。

なので片手間で読めるエッセイ的な文章を書きたいと思っていたところ、ちょうどエッセイをお薦めいただきました。

読み始めたばかりですが、プロローグで「いやそんなつもりじゃなかったんですが…」てなっててもう好きです。

読み終わったらまた感想書きたい気持ちです。



②あなたが消えた夜に/中村文則

僕が人生で一番落ち込んでた時に、それでも読める文章だったのが中村文則さんの本でした。

基本的に僕は落ち込んでることが多いので、心の余裕がないことが多いです。
「今落ち込んでま〜す」て言えない時と言いたくない時があるので表に出てないときもありますが。

そういう気分の時って僕は文章が頭に入ってこないんですよね。
文章読もうと思えないことも多いです。

この本は図書館でたまたま手に取ったら読めた、という本です。
「教団X」を書いた人だな、という認識はあったのですが読むのは初めてでした。
極めて個人の感想なのでいい表現ではないのですが、文章とかストーリーが暗くて、その時の自分にちょうど良かった。
元気な時は逆に読みたくない本かもしれません。
どんな感想だよ。


③モーニング/小路幸也

小路幸也さんは「平和」「明るい」「ちいさな幸せ」の中に、
「死」「悲しみ」「暗さ」が少し散りばめられていて、
それが本当に好きな作家さんです。
この作品も「死」から始まる話。

キーワードは「死」とか「過去」、「秘密」、「嘘」でしょうか。
最後はハッピー(て表現で合っているかわからないが…)で締めてくれるのが小路さんだな、という感想です。


他の作品だと「東京バンドワゴン」シリーズが好きです。

下町、大家族、古き良き、ちょっとした謎、ちょっとした悲しみ、皆で生きていく、みたいな話です。
中村文則さんの本は心地よい冷たさ、小路幸也さんは心地よい暖かさ、のイメージ。
元気が少なくても読める作家さんです。


おわりに/あなたの好きな麺はなんですか

そんなこんなでいい感じに麺が煮えました。

透き通った出汁

一晩寝かせて出来上がりです。
お暇な方はよかったら好きな麺を教えてください。参考にします。
嘘です本です。

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