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ベアーズナビが人材ビジネスに取り組む理由 2024.07.1週分週報

私はベアーズナビを、これからも人材ビジネスに軸足を置き、人材ビジネスの領域において成長していく企業にしていきたいと思っています。その上でベアーズナビが現在HPなどで前面に出しているメッセージは「売上1兆円を目指す」です。

普通多くの会社は理念やビジョンなどといった言葉によって、もっと事業内容にフォーカスしたメッセージを前面に打ち出していますよね。たとえば人材会社であれば、「全ての人が輝ける社会を作る」みたいな。売上を会社としてのメッセージとして、少なくとも一番前にくる形で発信する企業はあまり目にしないんじゃないかと思います。人材ビジネスを中心に展開していこうと覚悟を持ってるのなら、なおさらその事業内容についての思い入れが一番前に出されそうなものではないでしょうか。

1兆円を前面に出すことについては、私なりに考えるところがありました。

まず初めに人材ビジネスは社会的に凄く意義がある仕事だと思います。自分に合わない職場を経験したり、転職が上手く行かなかった経験をした方ならそのことをより実感できると思いますが、やはりそれぞれの人が自分にあった職場環境や仕事を見つけることは凄く大切なことで、そのサポートをする私たちのサービスには価値がありますよね。でも、他の仕事と比較して、人材ビジネスだけが特別価値が高い仕事でしょうか。

たとえば、医療や介護福祉、公共サービスなどは直接的に分かりやすく人を助けているので、特に社会的価値が高い仕事であると考えられがちだと思います。実際にもそうなのかもしれないですが、でもエンターテインメントや趣味嗜好に関わるものも、それを求めている人たちがいるという点においては同じく価値がある仕事だと思うんです。また、どれだけ素晴らしいサービスであっても、それを知ってる人・使ってる人が少なければ、それが社会に大きな影響力をもたらしているとは言えません。サービスのクオリティとしては1番優れていないものでも、それが多くの人に知れ渡っていれば、大きな影響力をもたらしています。

つまりサービスの内容によって計られる影響力よりも、「売上」によって計られる影響力の方が、現実の貢献度を図る上では、影響力の高いのある指標であると私は思うんです。

ベアーズナビが人材ビジネスを行っているのは、それが自分たちの売上を最大化させるために、最も効率の良い方法だと思っているからです。そういった意味においては、目的は売上を最大化させることなので、もっと効率よく売上を最大化できるビジネスがあるのであれば、必ずしも人材ビジネスに固執しなければならないとは思っていません。ビジネスの内容にこだわるあまりに、私たちを含む仲間の給料が減ってしまっては本末転倒だと思っています。

大きな売上をあげるためには、その業界が伸びているかどうかや競争相手が少ないかどうかなど、その環境を見定めることは非常に大切です。でも、それ以上に、結局どんな事業領域においても、やり方・考え方次第で成功することはできると思っています。スターバックス、ユニクロは、飲食・アパレルといった一見革新的には思われない領域での挑戦でしたが、企業としての取り組み方、考え方の違いによって、他社とは大きな差を生み出しました。私たちの人材ビジネスにおいても、またどんな職種であっても、結局大事なのは取り組み方、考え方であるはずです。

まとめると、

企業として社会へ大きな価値を与える存在でありたい(mission)→それを最も分かりやすく表現した指標は「売上」なので1兆円を目指したい(vision)→そのために人材サービスを徹底的に磨きあげたい、と言う話でした!

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