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DX開発は誰がやる?

DXを進めるには「内製化が必要」と各社がコメントするようになってきました。しかしながら、実際のところ、内製化できるエンジニアが少ないという課題が多いと言われています。

結論としては、内製化はやるべきです。

今、内製化ができなくて困っている方に、私からのコメントを記載したいと思います。

本当に内製化すべき箇所と、開発の専門業者(SIer、開発会社)に任せるべき箇所を、しっかり見分けられていますでしょうか?本質を見分けられれば、内製化はどの会社でも可能だと思います。特に今は、画面を簡単に開発できるローコード開発ツールが、各社から提供されているからです。

以下は、スパイラルさんが提供している説明資料です。スパイラルとは、ブラウザから操作画面にアクセスし、Webアプリを開発することができるPaaS(クラウドサービス)です。

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顧客にメールを送付したり、顧客向けのWebページを作成したり、顧客属性を登録修正したり、これらは、自社の業務を熟知した、自社のメンバーが内製で開発することが、これからの時代に必要ではないでしょうか。

ビジネスの進化が爆速で進む、2021年、SIerや開発会社だけに頼っていては、乗り遅れていくだけです。スパイラルのような、高速で開発ができるローコード開発ツールを使って、内製でDXを進めるべきです。

では、開発会社やSIerにどのような依頼をすればよいのか、それは、この絵の通り、外部システムとのインターフェース部分、APIやバッチ処理だけを任せるように、役割を分けていくべきです。

SIerに丸投げしていませんか、その丸投げしたSIerさんは開発会社に丸投げするという業界の慣習があります。それでは真のDXにはならないです。SIerに任せるべき範囲を明確に分け、依頼したところをキッチリと開発してもらうこと、これが今後のシステム開発の主流になると私は思います。

ローコード開発ツールの苦手分野=画面以外 をSIerにまかせるだけ、あとは内製化を推進すべきです。

では、SIerをどのように選定すればよいのでしょうか。

APIも常に進化していく必要があります。当然、他のSIerやサービス事業者が新たなAPIを、より高機能な、そしてより高速な、より便利なAPIを提供してきます。SIerは、API開発で競い合い、進化を継続していくべきです。そしてその進化したSIerとビジネスを協業して作り上げていくべきです。

ユーザが利用する画面を開発するには業務知識が必要です。どこの優れたSIerでも、実際の業務を担当する人にはかないません。ですから、ユーザが自分たちの業務に合わせた画面を素早く開発し(内製し)、それをSIerがAPIで支える体制、これこそが、今後のDX開発を進める唯一の方法だと考えます。

ユーザは、より上位レイヤーでDXを進めるべきです。

SIerは、下位レイヤーでDXを支えるべきです。

これからのSIerを選択する上で重要なポイントは、赤枠の部分の実績があるかどうかです。この赤枠をどれだけサービスとして提供してもらえるかが、SIerの選定ポイントになります。

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SIer選定ポイントは、いかに便利な、有用なAPIを、ユーザに提供でしているか、です。

内製化も今や、難しい話ではありません。かなり、便利で簡単に、プログラムコードを書かずに業務画面を開発できるツールが、世の中に出回ってきています。これらを使いこなし、内製化を進めていきましょう。

本当のDX開発者は、自社にいる。

いまは、誰でもDX開発者になれる時代です。


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