コロナ禍の音楽、と共同体感覚。

そもそも音楽というのは、
売るために「共感力が高い」曲を作る、という事が最近のトレンドのように思うのだけど、

コロナ禍で、なんだか物悲しく、優しい曲が増えたと思う。確かにそういった曲は聞いていて、耳馴染みが良い。

しかし、聞きやすいからと言って、ずっとその曲ばかり聴いていると、悲しい気持ちから抜け出せない。

「好きだから聞く」人が多くなると、
「売れてるから聞く」に変わっていく。
そうして、今日のヒット曲が生まれ、
1つの曲を好む人々の共同体感覚が生まれる。

この共同体感覚は厄介だ。
みんなが足並み揃えて歩く兵隊のようだ。
最近のヒット曲ばかり聴くと、私たちは悲しい気持ちから抜け出せない。ある意味、洗脳だ。

だからあえて、楽しい曲を聞こう。一昔前の曲を聞こう。今の流れから逆行しよう。

コロナにならず、オリンピックが開催されていたら、世の中にはもっと賑やかな音楽で溢れていたのかなぁ…。

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