こるもの先生のアトピー療養日記・4日目

かゆい。寝苦しい。

これは昼間歩き回って汗ばんだせいなのか、やっぱり豆乳が悪いのか、こそっとアイス食ったのが悪かったのか。
アモバンブチキメてるのにこの寝付きの悪さ。
8時間横になっているはずなのに実際5時間寝てるかどうか。

しかし血が出るほど皮膚を掻きむしっていないので見た目は大分塞がってきた。
惜しむな保湿剤!
塗れ塗れダイアコート!
健常な皮膚を手に入れるその日まで!(※繰り返し)
(※医師監修のもとで行われています)

看「今日も講義ありますけど、前回の講義どうでした?」
俺「勉強になりました」

めっさ面白かったので有料noteに書いたとは言いにくい。

薬塗ってくれる看護師さんは日替わりなのだが、厚審神者の人が一人いた。
イエー。推しの声が同じつながりー。

さて。意識の高いアトピー患者の日々の生活である。
アトピー患者には「風呂に入る派」と「入らない派」がいる。

「入る派」は日々皮膚に塗布する塗り薬が古くなって酸化するのを毎日洗剤で洗い流し、新しい塗り薬を塗る。
皮膚に優しいボディシャンプーを自分で厳選し、最初っから泡で出てくるボトルで泡立ててそれを手で表皮に塗り広げ、薬剤を溶かして洗い流す。
カサブタを剥かないよう、洗剤の泡の力で薬を洗い落とす。
間違っても垢すりタオルとか使ってはいけない。
泡で出てくるボトル、今でこそ百均で売ってるが昔はみかんのネットで泡立てたり大変だった。
手のひらで石鹸を泡立てると手のひら全体が石鹸に脂分を取られて悲惨なことになるがみかんネットで泡立てると単分子ワイヤーさながらに鋭利なみかんネットに触れる指部分だけがピンポイントに悲惨になる。

風呂に入った後は刺激の少ないヨード系の消毒薬で患部を消毒してから保湿剤や薬を塗る。
まあ普通だと思うけど「水道の塩素がいけない、アトピー患者用の浄水器を風呂につけませんか」というクソ業者とよくエンカウントする。

「入らない派」は傷に張るカサブタを大事にしている。
カサブタが剥けないよう、入らなければ入らないほど治るとされている。
俺は入る派なのでそれ以上のことはわからない。
その後、湿潤療法とか取り入れてたりするのかなー。

毎日もりっと皮膚にステロイド剤を載せるガンダーラは「入る派」の病院だ。
風呂に入る時間がシフトで決まっててその後に看護師さんに薬塗ってもらう順番もシフトで決まってる、が薬の方は何かいつも混んでて自分の病室で塗ることになる。
風呂はシャワーで持参のシャンプー・ボディシャンプーで前の日の薬を全部洗い流す。
シャワーの水圧が高いので油断すると痛い。

アトピージプシーなのでここまでいろいろな医者にかかった。

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