回帰

仕事が終わり、帰路につく。

(本当に何だったんだろう?調子が悪いわけではないし、まぁいいか。)

ふと、またあの音楽が、、、

だんだんと意識が混濁していき、そこにいるのにそこにいない。

自分の存在が2分割されたような、、、

ドッペルゲンガーというやつなのか?

自分だけが、もう一人の自分を認識している。


中学2年生の夏、親にせがみギターを買ってもらった。

お小遣いで好きなアーティストの楽譜とコード表を買い、柔らかく握力のとぼしい手で一心不乱に練習した。

いつしかその手は弦を固く押さえられる手に変わっていた。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?