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日経先物オプション動向 2023年 1/1号

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日経先物オプション動向

☆★☆☆★☆☆★☆☆★☆☆★☆☆★☆☆★☆☆★☆☆★☆☆★☆☆★☆―2023年 1/1号

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■はじめに
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日経オプションの動向について分析と見通しを書いていきます。

メルマガでは主に日経平均のチャートについて書いていますが、チャートの分析に加えてオプションの動きを見るとさらに先の動きが見えてくるようになります。

まず、下のグラフの見方を説明していきます。

毎週末の時点での、国内証券、海外証券、個人のオプションのポジションを総合して直近のSQにむけたポジションを示しています。

オプションの仕組みは複雑なのでここであまり詳しく説明することはできませんが、重要なところを抜き出して簡単にまとめたのがこのグラフです。


横軸は損益分岐点を表しており、SQ日までにこの損益分岐点を少なくとも目指してポジションを立てていると考えてください。

そして縦軸は買い目線か、売り目線かを示しており、損益分岐点に対して買いの配置の場合は、損益分岐点以上になることを考えていると理解してください。

損益分岐点から伸びている矢印は、損益分岐点から最大利益となるのがどこまでかを示しており、矢印の先が最大利益となります。

円の大きさはポジションサイズを表しており、円が大きいほど大きくポジションをもっているということを表しています。

そして、重要なのは、各証券会社の個別のポジションで、日経平均を大きく動かす売買量の大きい証券会社の動向をみていきます。

とくに売買量の大きい証券会社に絞っていますが、ゴールドマン、クレディスイス、アムロ、JPモルガンの動きに注目しています。

手口の変化は日々更新していきます。

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■日経先物オプション動向:今週の相場と来週の相場展望
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・オプション動向

新年あけましておめでとうございます。

今週から2023年の相場が始まります。

2022年相場は金融緩和の縮小、為替の急激な変動に、ウクライナ-ロシアの戦争など、いろいろなことが多くあり、株価の動きも難しい一年だったと思います。

今年もこれらの変動要因は継続しているので、どのような相場になるかわかりませんが、日本市場に関して言えば大きな流れとしては、金融緩和路線を見直す転換期にきているため、株価は停滞から下降トレンドに入っていくと思います。

しかし、ただ売ればいいというわけではなく、下げすぎたところでは、ある程度のリバウンドもはさみながら高値安値を切り下げていくような動きになるので、買いでも売りでも取れるチャンスはあります。

どのような相場でも同じですが、大きな流れの中でも細かく見ると小さな波動で上下して動いていますので、売りも買いもタイミングを見て仕掛けて行かないといけません。

そのための手段としてチャートや大口の手口情報が役立ってきます。

今年もこれらの情報を分析しながら相場の動きを見ていきましょう。

<オプション>

★★<1/6 手口 更新>

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