<6/22~6/26 来週の日経平均の動き>

押し目か調整か

今週はSQ通過後ですが、大きく乱高下した一週間となりました。

一時は一日で1000円近く下がったかと思ったら、翌日にリバウンドして大きく戻ったりと上下に激しく動きました。

今のところはSQ値でもあり、当面の変化日でもある22000円を中心として上下に動くレンジ相場に入っています。

大陰線を付けたことで天井形成かと思いきや、翌日戻したことで、昨日の下げは押し目だったともいう人もいたり、今はまだレンジをどちらにブレイクしてトレンドが決まるか、まだはっきりしていません。

このような短期間で急騰急落をするような相場は通常の動きではないおかしな動きで、本来の流れと大きく乖離しています。

この大きな乖離の原因は、不自然にでてきた買いによって需給が歪められたためです。

その一つが、日銀による資金供給であったり、3月の大底以降に株式投資に参戦してきた個人投資家の初心者買い(チャートに関係なく高いところを買う)、そして、一番大きいものでは空売りの強制決済による売り方の買い戻し、これらの特殊な買い需要が短期間で起きたために今回のような乱高下する異常な動きとなりました。

そして、もう一つ重要なのが、今週末6/19がアメリカのSQだったことがあります。

SQ前は大口の思惑が交錯し指数が大きく動きますが、今回はまだ下げたくないため、上に持っていきたい大口の力があったのかと思います。

しかし、このSQも通過したことで、来週からはようやく本来の動きに戻ってきます。

今後の動きでポイントとなるのは22000円で、ここが短期トレンドで上昇が継続するかの大きな判断基準になります。ここを明確に割り込んで来なければ、7月1週目までは上昇トレンドは継続し、23000円を再度目指す動きが出てくる可能性があります。

しかし、このラインを割り込んでしまうと、下降トレンド入りが明確になり、次の目標点は20000円になるので、7月末までは調整が続くことになります。

そのため、この判断基準となる22000円は重要な値なので、よく意識してみておきましょう。

どちらの可能性もありますが、個人的には5月半ばに20500円から23000円まで一気に上げていった動きは本来の流れと逆行する動きで、さきほどの特殊な買い需要によって歪められたものだと思っています。

過去にも何度も同じような動きになっているので、本来の動きに戻ればこの価格帯は少なくとも戻して来るものと思われます。

トレンドは確実に変化してきているので、来週の相場は判断基準をしっかり持って動きを見ていきましょう。

それでは、来週に向けて良い週末をお過ごしください。

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