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<12/26~12/30 来週の日経平均の動き>

・金融緩和相場の終焉

今週の大きな出来ことは、日銀が10年債利回りの許容変動幅を「±0.25%程度」から「±0.5%程度」に拡大した、ということに尽きると思います。

黒田総裁は、金融緩和の持続性を高めるためで、利上げではない、ということを言っていますが、事実上の利上げをしたということになり、これは2012年からはじまったアベノミクスの終焉ということになります。

安倍さんが辞任したときに、アベノミクスの終わりともいわれていましたが、日銀の黒田総裁はそのまま継続していたため、まだアベノミクスの金融緩和路線は継続していました。

しかし、来年で黒田総裁も任期を終え退任するため、そこで終わりかと思っていましたが、予想より早くこのような利上げに踏み切ったので、多くの人たちが想定外だったと思います。

株価の動きにその影響が表れており、発表と同時に急落し、一瞬で日経平均が1000円近く急落となりました。

アルゴが報道に反応して一気に売りを入れたため、瞬間的にこのような値動きをしたのかと思いますが、それだけサプライズな出来事だったということでしょう。

さて、これでここからの動きはだいぶ方向転換して見ていかなければいけなくなりました。

長期トレンドとして数年先まで見るなら、下降トレンドに入っていくため、戻り売り有利の流となります。

ただ、今すぐ売るかというと、一旦下げすぎた場合は短期的に戻り天井を付けるための上昇ターンも入ってくるので、ただ売っていけばいいというだけの相場ではありません。

これまでは下がったところを押し目で買っていけばタイミングは悪くても、いずれ上がって救われる相場でしたが、ここからは、買いで入るには上昇ターンでうまく入りイグジットしないと、ただもっているだけだとずるずる下げていってしまう相場になってしまいます。

チャートや需給をしっかり見ていかないと取りにくい相場になってきますので、しっかり分析していきましょう。

<チャート トレンド分析>

●ビットコイン

週足:下降トレンド-下落中

日足:下降トレンド-下落中

4時間足:下降トレンド-上昇中

1時間足:上昇トレンド-上昇中

長期トレンドは下降トレンドですが、1時間足が上昇トレンドに転換してきており、やや上向きになってきました。

4時間足も上昇ターンにはいっているため、この流れが週明けまで続いていくと一旦リバウンドが見られそうです。

●日経平均

週足:下降トレンド-下落中

日足:下降トレンド-下落中

4時間足:下降トレンド-上昇中

1時間足:レンジ-上昇中

長期トレンドは下落に転換しています。

1時間足が上昇に転じ、4時間足も上昇ターンなので、短期的にはリバウンドの動きが見られそうです。

4時間足が上昇トレンド転換するポイントが27100円なので、最大戻りはこの辺りまでを想定しています。

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