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フリーライター廃業までのカウントダウン⑧

パチンコ雑誌(オリ術)で創刊当初から20年近く一緒にやってきた盟友、デグチセイキが廃業を宣言して大阪に帰ることになった。

さびしい…

一度実家に戻ってから出版とかパチンコとか関係のない、全く別の仕事に就くつもりだとか。デグチはライターとしてはピカイチだけど、パチンコライターのパチンコ芸者化にはノレなかった(顔出しして動画でピースサインする、あれ)。いや、乗ってはいたけど自分から降りた。「俺はライターなんだ!」と主張した。

しかし、あれだけコンビニの雑誌棚で隆盛を誇ったパチンコ雑誌は、もはや絶滅危惧種。もともと「サラブレ」の読者欄で伝説のハガキ職人として活躍し、そこから競馬雑誌やパチンコ雑誌で書き始めた叩き上げのライターであるデグチのような人材が干からびていく現状は、悲しくて悲しくてとてもやーりーきーれないですよ。

彼は僕よりひと回り年下の40代前半なので、セカンドキャリアを考えればギリギリの選択だったと思う。このXでの宣言の前に彼に会ったときに、色々と想いも聞かせてもらった。「今の状況を考えれば、ライターとしては引き留める気持ちにはならない。寂しいけど、次の仕事でがんばってくれよ」というと、「編集者は辞めないでくれっていう人はいるけど、フリーライター仲間はみんなそう言いますね」と笑っていた。

そりゃ、そうよ。

てなわけで昨日(6/26)、高円寺で送る会が開催されました。ミネッチ、セグ子、キュイン、ムロ…。みんな久しぶりだ。僕自身パチンコライターはほぼ廃業状態なので、オリ術メンバーと会う機会も減ったけど、時間軸飛ばして馬鹿話できるのが本当に楽しい。

本当に大好きなライターだった。さらばデグチ、また会う日まで!



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