7月14日の日記:会いたい人のこと

  *2020年7月の日記のようです。

時代があまりにめまぐるしいので価値観や考え方を日々アプデするように心がけているけれど、そのせいか自分がそもそもどんな人間だったか見失いそうな、足元がみえないまま歩いているようなとても不安な感覚が襲ってくる。こういうことが毎日続いて大変恐ろしくなってくるのでアルプラゾラムやハルシオンみたいな無口で優しい友人とねんごろに日々をやりすごしている。こういう時に昔の自分を知っている人と再会できると自分のことを思い出すことができて安心する。ことに昔の自分をよく知っていて、最近の自分を知らない人が良い。そういう人と再会できれば自分の何が変わって、何が変わっていないのか気づくことができて、また安心して変わってゆくことができる。こういう希少な人物は時間軸でいえば後ろにあるのに、自分の人生を前に進めるための導になるから不思議だ。昔聞いてたアルバムや、読んでいた本も同じだ。
 しかし特にそういう人と会える予定はないので悲しい。悲しいので昔友達が作ったアルバムを聞いたりしている。今日は会社のおじさんになんだか知らないがキレられた。小諸そばの親父はバイトのおじさんを怒鳴っていた。優しい人に会いたい。

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