ブルーな気持ち。私の不安。

冷たいフローリングの床をつま先で歩いているような不安定な感覚がする。

何が自分をそんなにブルーにさせるのかよくわからない。私は満たされているはずだ。生きて、絵を描き、当たり前のように息をしている。

それなのにどうして、つま先は冷たい床を忘れられないのだろう。指の先から凍てつくような不安感が伝って這い上がってくる。恐ろしい。

私の脳内で絶え間なく繰り広げられる会話劇の中では「恐れることはなにもない」と何度も飛び交う。が、底なしの不安感にはなんの効き目もない。深い谷底に石を投げ入れてるような、そんな効き目のなさ。

私の不安は突然やってくるもの。

不安と友人になり生きていくことが目標なのだけれど、なかなか難しい。不安は突然私の足元へとすり寄ってくる。気づかぬうちに。

気づけば喉元までそれがやってきて、私のエネルギーを貪っていく。むしゃむしゃと、私の気力が噛み砕かれる音を何度も聞いた。

どうしたらいいのかわからない。ただ、大人しく食らい付くされ、不安が満足してまた私のもとを去っていくのを待てばいいのだろうか。

不安との付き合い方には正解がない。あらゆる本を読んだけれど、不安との付き合い方は一向に上手くならない。

いつか、正解が見つかればいいのだけれど。正解が見つからない間は、ただ蹲って不安が私の肉を裂き骨を砕く音をじっと聞いているしかない。

尽きない不安との戦いはこれからも続いていく。

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