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家族を持つ男の話1^0^ 人生の費用はおいくら万円?

家族を持たずに生活をする人も増えている。それでも実際に家族がいるとどうなるかを知りたい。そんな人も多いのではと勝手に思い、普通のサラリーマンの家族持ちの男(私)の話を書いてみよう。

まずはお金の話。気になるよね。気にしていたら、結局、結婚して子供を作るとかは出来ないとなる。
では、どの程度で出来ないのか、それをここで自分の過去も振りかえりつつ見てみる。

「結婚し家族を持って生活する人生」その費用はおいくら万円?

結論として、普通のサラリーマンの私でも、それは十分可能だった。私が33才で結婚したとき(1989年)、貯蓄は300万円程度だった。
それでも、東京で、子供3人、大学まで卒業させた。家も買った。
自転車操業ではあったが、なんとかなった。
実際はどんな状況だったのか、簡単に計算してみた。
漠然としたお金の不安で、家族を持たない!という方がいるけど、一度確認してみれば、何とかなるのではと思ったりする。

■日本人の生涯年収
2020年度最新版で、考察と計算をしてみた。
日本人の平均年収 436万円(ここではサラリーマンとしていいだろう)
平均年収436万円以上を稼ぐ人の割合(400万円~2500万円超)は、労働人口の45.76%。この分布が半分近いことに驚き。

では生涯年収はどれくらいか、大卒で仕事を始め、65才までの就労年数=42年間とする。
先の平均年収を一人の一生の平均年収としてもいいだろう。
そうすると、

生涯年収=436万円×42年=18,312万円
 1億8千万円くらいが生涯収入となる。

しかし、ここで、税金、保険などで年間 86万円ほど引かれる。42年で、
86万×42年=3,612万円
結局使えるお金は 18,312万円―3,612万円=14,700万円
色々控除をみて
約15,000円 1億5千万が平均的な生涯手取り金額。

生涯出費はどれくらい
人生の出費の中で、大物は家と教育費だろう。まとまった金が一致時期に必要になる。
一例として、子供が3人 高校まで公立で、大学は私学とする。家も購入。

「教育費」
1.幼稚園 1年間 私学 50万円 3人分 3年間
      計 450万円
*幼稚園は意外とかかる。

2.小学校 1年間 公立 30万円 3人分 6年間
      計 540万円
*お稽古ごとなどあればさらにかかる。

3.中学校 1年間 公立 50万円  3人分 3年間
  校外活動費 1年間  30万円 ここはどうにもならない。
      計 720万円

5.高校 1年間 公立 40万円  3人分 3年間
  校外活動費 1年間  30万円 ここはどうにもならない。
      計 630万円

4.大学 私学4年間の学費 
1人が理系   600万円
  体育系   500万円
  文系    400万円
      計 1,500万円
合計      3,840万円
*学部や公立でも大きく費用は変わる。
(1)教育費 約3,800万円

「住宅ローン」
4000万円の物件を前金1,000万円。東京での郊外での一戸建ての価格。
住宅ローン3000万円として、35年 固定金利だと支払いは 3850万円
合計 4,850万円 
(2)保険も含めると 約5,000万円

「生活費・光熱費」
平均 月 20万円が必要かな、これは贅沢な方。  1年240万円
240万円×42年=10080万円

(3)約1億円 10,000円

総額 18,800万円 1億9千8百万円 となる。ちょっとびっくりだね。3800万円の差は、上の各パラメーター(諸費用の条件)で詰められると思う。
実際、自分の場合は、子供3人で、娘2人は私学の中高一貫校に通わせていた。大学は3人とも私学だ。それでも何とかなった。

費用削減した点をいくつか
1. 子供達は高校まで全部市内。自転車通学。交通費とその通学時間は馬鹿にならない。私の通勤費は会社からでるから、交通の便は悪いが、学校の多い文教圏に住んだ。よって、私の通勤時間は90分。だから住む場所は真剣に選ぶ必要がある。

2. 塾は最小限とする。中学受験は、ほぼ自宅学習で、親が教えた。塾に丸投げでは中学受験の場合、莫大費用が発生する。ちなみに受験で、一番子供達を挫折させてしまうのは高校受験。大学受験は、能力に合わせた受験をすれば、ミスマッチしなければ、ほぼ自勉で合格可能だと思う。

3. 車は、会社へ頼んで、会社所有として、レンタル金としての費用を払った。これは小さな会社だから可能だった。車は無くても、東京は自転車が有効。

4. 家のローンは、出来るだけ長期で借りて、金が貯まったたら、繰り越し返済をした。これは判断が難しい。変動金利ならインフレ時は繰り越しが有利だけど、ここは自分で判断するしかない。

5. 金は余ると使うから、学資保険とかで貯めた方がいい。レジャーは貧乏感がなく、心豊かになる、キャンプとかスポーツをメインにした。遊園地とかゲームでしか楽しめない生活からは脱した方がいい。

6. こんな感じだけど、自分流を見つけるしかない。人の話は半分として受け取ってください。

7. 衣服、食費は妻が色々とやってくれた。これは女性のコミュニティを利用している。またタバコを止めるとか、バスを乗らずに駅まであるくとか、何十年も続けると効き目が出てくる。

人生の工程表を書く
ここまでだけど、子供が1人、2人 大学が国立、行き当たりばったりではなく、計画的に生活費などを削減すれば、生涯収入内に入る。また共働きであれば、さらにお金銭的には楽になる。
とにかく自分で人生の工程表を書く!
これを毎日見ていれば、突破出来ると思う。家庭を持つ人生もなかなか面白く、達成感もある。

私もこの工程表で、50才から55才くらまで、絶対に赤字家計になると分かっていたので、その対処をしていた。

家庭生活が退屈で金に縛られて身動きできなくなるとか、マイナスなイメージを今の若い子は持ち過ぎだと思う。苦労の先に楽しみが待っている。この歳になってからだけど、私はそう思う。
朝、自転車に子供を乗せて、保育園に向かって、鬼のような顔でアシスト自転車を漕ぐ母親。
「今が人生の黄金期」この時点では必死だけどね。

私でも出来たのだから。ただ、ある時点で勝負はかけた事は確かだけど、それは後々の話。
以上、参考程度に。

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